京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 母虎の知恵

2009年08月28日 | 日々の暮らしの中で
『セブンミール  栄養バランスを考えたおいしいメニュー、セブンイレブンのお食事配達サービス』というカタログがあります。コンビニエンスストアーに無料で置かれています。希望者はこれを見て、希望する品目を申し込み、サービスを受ければよいわけです。

視覚に障害のある方々がこのサービスを利用しやすいように、内容をすべて点字化するための作業の、最初の工程に協力してきてちょうど今月末で一年。

活動の本部は北海道です。当初は北海道のO氏と、スカイプとメッセンジャーをつなげ、二人で一冊をエクセルで入力。作業者が増えたことで今は項目別の分担となり負担は軽減しました。毎月末の日曜の仕事としてやってきたわけです。

カタログ内の品目をエクセルでの入力後は、それをテキストファイルにおこし、点字プリンターで打ち出す。そして校正。利用者への配布となります。
で、今月末は選挙の投票日。今夕、急げないかという打診の電話。明日します。

点字の識字率や点字物の利用率などの低さを考えた時、もっと多くの人が利用できる道を探れば内容の「音声化」となるようです。
このカタログもそれへの移行準備を進めています。点字が身近にあふれること、市民権を得ていくことには今もって遠い状況です。

窮地に陥ると一見八方ふさがりのように思えるものです。
ただ、いずれも智恵を働かせれば何かしら光は、方法は見えてくるはずです…。

◆こんな時にはどんな智恵を働かせればよいのでしょう~?
出産した3頭の子虎のうち一頭が凶暴で、他の2頭を襲おうとするため、川を渡るときに、その子虎と他の子虎だけを岸に残しておくことができません。母虎は3頭の子虎を対岸に渡すために、どのような知恵を使ったのでしょう。

          (写真は下鴨神社。神頼み…では開けません??)
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8 コメント

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良いこと (マーヤンです。)
2009-08-29 08:00:42
良い奉仕の仕事なさっているのに感服しております。私もskypeをやっていますが、話せる機会がありましたら良いですね。「母虎の知恵」は考えすぎなのか「八方ふさがり」のようです。
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継続の力 (yattaro-)
2009-08-29 10:23:32
窮地はチャンス…などと甘いことを考える余裕があるときはいいですが、本当に窮地に立ったとき、八方ふさがりに感じるとき、人間ってどうんな行動を起こすのでしょうね。興味津々です。

それにしても継続してやってこられたボランティア活動。その継続の力(kei族の力)がいつか定着して、窮地など吹っ飛ばしてくれるといいですね。
「音声化」、移行可能なところは推進すべきでしょうが、点字は点字で市民権を確立させ、独自の存在価値を訴え続ける…継続の力が必要な気がします。
ことある事にスポットを当てる努力を、微力ながら継続していきます。

「母虎の知恵」
なかなかウンチクのある母親の行動。yattaro-ならこうするかな…という答え見つけました。
先ず凶暴Aを向こう岸へ、母が戻る。優しいBを連れて渡る。その時Aを再び元の岸に連れて戻る。おとなしいCを渡す。向こう岸にはやさいい子虎2頭が残る。母虎は更に引き返し、最後にAを連れて渡る…。
ウーン!やった!!自画自賛。 「なにがホントで、どれがウソか」のリベンジ、出来たかな??
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ボランティアご苦労様です (Rei)
2009-08-29 13:02:56
「母虎の知恵」
考えているうちにyattaro-さんの回答を見つけ
考えるのやめました。「下手のの考え休むに似たり」

娘もパソコンで翻訳ボランティアをしています。
娘は五十代前半、長女は嫁ぎ、次女は今春社会人になり、余裕もできボランティアに打ち込んでいます。

体力もあり、パソコンにも通じているこの年代の人たちの活躍は頼もしいと思って見ています。

スカイプとメッセンジャー、エクセルなどなど
難しくてよくわかりませんが、頑張ってくださいませ。
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私も…。Reiさん (kei)
2009-08-29 14:46:32
また~~~っ!!
Reiさんやめてください(笑)
しばらく笑いがこみあげていました。
私もReiさんを目指しますわ~。

もっと気持ちにゆとりを持たなくてはなりませんし、理屈でものを言い過ぎないように、柔らかくなれるように努力しなければなりませんから、随分と時間がかかりそうですが。

娘さんのお話うかがったこと覚えております。
頑張っていらっしゃるのですね。根のいる作業ですよね。

私は図書点訳だけに絞ろうかどうしようか悩んでいます。技能的にも向上しますし、でも…、私のこだわりはそこだけにはありません。どうしたものかと。


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一隅をこじ開けましょうか…、マーヤンさん (kei)
2009-08-29 15:15:25
マーヤンさん、なにかちょっと早すぎる雰囲気を感じますが。もう少しだけ・・?

京都の竜安寺などの石庭には、
“七五三調”の空間で配置された石組があります。
親虎が子虎を背負って橋を渡る様子を表現したもので、「虎の子渡し」と呼ばれる庭なのだそうです。

禅寺。
空間に見えないものを描くのはどうも苦手です。

「虎の子渡し」とは、窮地に陥って脱出不可能と思えるも、知恵を働かせることで必ず光明が見えてくるという教えにつながるようですね。

読みかじったものをそのまま…のことです。
一つ勉強しましたが、五七三調とか…やはり無理のようです。

虎って賢いのですね。
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マーヤンさん (kei)
2009-08-29 15:37:50
母虎が絞った知恵は、
yattaro-さんがおっしゃるようになります。
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賢い母さん、です yattaro-さん (kei)
2009-08-29 15:59:44
「ウーン!やったー!!」やりましたね~、なんて。
リベンジ、成功です!!

でも虎って賢いのですねー(笑)
yattaro-さんも虎と考え方が同じですね!(笑)。

興味深々。海外のアクション映画などでの研究はいかがでしょう。少し現実離れしていますが。

車が渋滞に巻き込まれたとき、ぐずりだすJessieに言った母親の言葉は、「この車は空を飛べるんやで」でした。Jessieは早く飛んで!とせかしますし、私はおかしいなぁを繰り返し、自分が言い出しておきながら娘は傍でくすくす笑うだけ、…渋滞も脱出しましたが。お話にもならない母親の知恵?でした。パイロットのようにハンドルでそれらしく…、あほな女3代です。

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賢い虎母さんの上を行く… (yattaro-)
2009-08-29 16:34:30
取り敢えずリベンジ成功。小さく小さく エッヘン

そんなことより、空飛ぶクルマ…。
さすがの一言。賢い虎のお母さんの上を行く、これぞ飛んでるお母さんの、Jessieのグズリ対策。

実際にハンドル握るkeiさんの気持ちも顧みず……
なーんか関西人らしい、と言っては失礼かな、でもでも楽しい会話がポロッと出てきて大笑い。

楽しい思い出いっぱいですね。
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