いっきに血管が収縮し、身が縮みあがるほどに冷え込んだ堂内。
お仏飯から立ち上がるゆげのむこうに、こうして同じようにお勤めを繰り返したであろう、顔も知らない代代の女たちを思うことがある。
山の向こうから朝日が昇るので、とりわけ冬はいつまでも暗い。夜明はまだまだ先。
今朝、地元紙の文芸欄「柳壇」の入選句、〈毎日が贈り物だと思う朝〉に目が留まった。
「辛くてしんどい朝もあるのに、毎日が贈り物だという作者の前向きな姿勢に感心している。今日という日を喜んで生きていくという大切さを思う」(選者評)
そう言えば…。
【内側に何かを秘めない人はいません。何をどのくらい表にし裏にするかは人によって違います。その割合こそが、動かしようのないその人らしさを作るのでしょう】
そして、
「心には翅(つばさ)もあらん蝸牛(かたつむり)」
江戸俳諧歳時記にこんな一句が収められているということ、『夜の蝉』(北村薫)の中で円紫師匠に教わったなと思いだす。
比叡山が白くけむっていたので、吹雪いているんだなと遠望した午後。
奥のガラス戸がときどき音を立てていた。
お仏飯から立ち上がるゆげのむこうに、こうして同じようにお勤めを繰り返したであろう、顔も知らない代代の女たちを思うことがある。
山の向こうから朝日が昇るので、とりわけ冬はいつまでも暗い。夜明はまだまだ先。
今朝、地元紙の文芸欄「柳壇」の入選句、〈毎日が贈り物だと思う朝〉に目が留まった。
「辛くてしんどい朝もあるのに、毎日が贈り物だという作者の前向きな姿勢に感心している。今日という日を喜んで生きていくという大切さを思う」(選者評)
そう言えば…。
【内側に何かを秘めない人はいません。何をどのくらい表にし裏にするかは人によって違います。その割合こそが、動かしようのないその人らしさを作るのでしょう】
そして、
「心には翅(つばさ)もあらん蝸牛(かたつむり)」
江戸俳諧歳時記にこんな一句が収められているということ、『夜の蝉』(北村薫)の中で円紫師匠に教わったなと思いだす。
比叡山が白くけむっていたので、吹雪いているんだなと遠望した午後。
奥のガラス戸がときどき音を立てていた。
身の引き締まる朝をお迎えで、色々な事柄を想う朝・
やはり、京都と言う場所での思いは遠くから、近くから、ご自分の心と身体から湧いてくる美しい朝。
「毎日が贈り物」と言う姿勢に私も感じることで
1日の終わりには感謝を祈ります。
極寒に負けずにお元気でお過ごし下さいね。
薄化粧が見られた朝でした。
辛い、しんどいを口癖にしてしまいますと、心のありようが変わってしまう気がします。
義母は96歳で亡くなりました。身体のしんどさは当然あったでしょうが、
「今日も一日生かさしてもろた」とつぶやく人でした。
私などは、なまけ心がふつふつと…。
ただ、「ひとつひとつのことを、いちいち大切にやっていくことが大切です」と言われた
永平寺の僧の言葉を大事に思っています。
大寒の時期を迎えます。サッチーさんもお身体いっそう大事にお過ごしください。
こちらも雪が降ったりやんだりの一日です。
【内側に何かを秘めない人はいません。何をどのくらい表にし裏にするかは人によって違います。その割合こそが、動かしようのないその人らしさを作るのでしょう】
とても、この文章に感銘を受けました。
その人らしさ、心に秘めたもの
少しだけ垣間見れた時って、新鮮な驚きがあったりしますね。
風が強い、寒い一日でした。
主人公の国文科の女子大生に向かって、人を見る目があたたかな円紫師匠の言葉でした。
新しい気づきができるのは、自分の価値観を揺さぶってくれるような何かきっかけもあった、
とも言えそうですよね。
人とつながって生きるのに、とても嬉しい一瞬。
「新鮮な驚き」を感じられる自分も捨てたもんじゃなく、嬉しいですね(笑)