Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ラダック 曼陀羅三昧 2

2007-09-06 00:36:48 | チベット文化圏
8月24日

レーからインダス川沿いに60キロのアルチへ向かう。
アルチへの道の分岐点にサスポルという村があり、まずはここの山腹にある石窟へ。
 杏や麦畑の中を抜け、足場の悪い崖をよじ登ると白く塗られた壁の中に赤い木の扉が見えてくる。
 これがニダプク・ゴンパ。と言っても村人が時々お参りに来るだけの本当の石窟なのだが、中に入ると・・・
 
 四方ぎっしり色鮮やかな壁画!
  
 
菩薩像、歓喜仏、僧侶や寄進者の絵など、細かく見れば見るほど素晴らしい。
15~6世紀のサキャパ様式だが、保存状態がとにかくいい。

この隣にももう一つ壁画の残る窟があり、こちらは正面の壁が崩れてしまって風雨にさらされ、壁画の色が退色している。

が、そのために墨の線がはっきり見えて、個人的にはこちらの方が好きだったりする。
 
 ディテールにうっとり

ニダプク・ゴンパは昨年、ザンスカールの帰途に初めて寄って圧倒されたのだが、二度目に訪れてもやはり感動する。しかしこの石窟、どうも天井が崩れ始めているようで、これが崩落したらと思うとたまらない。何とかできないものかと真剣に思う。

村を通る途中、おばさんには杏をもらい、
 
おばあちゃんには杏の種をもらった。
 杏の種はアーモンドのようで、生でもおいしい。
そういえば去年も尼さんにおいしい杏をもらったっけ。そんなにものほしそうな顔をしているのだろうか。

サスポルの村を出たらすぐにインダス川を渡ってアルチへは15分ほど。
アルチの有名なお寺から徒歩3分のジムスカン・ホリデイホームにチェックイン。
 
 部屋はシンプルだが、24時間お湯の出る、アルチ最高のホテル。電気も11時ごろまでつくし、設備としてはまったく問題ない。
がこのホテル、メシがまずい!
初日の昼に食べた中華がオオボケだったので、夜はカレー、でもやっぱりまずい。翌日は添乗員が「思いっきりパンチを効かせてくれ」と頼んでくれたのにやっぱりボケボケの味。1人奮闘するウェイターのおじさんがお気の毒。

文句を言いながらも腹を満たして、午後は3度目のアルチ詣でに向かった。

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コメント
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