Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ラダック 曼陀羅三昧 4

2007-09-08 00:49:50 | チベット文化圏
8月25日

早く寝れば早く目が覚める。朝食の前に裏山の村までお散歩。
 インダス川と川辺のダム工事現場には川霧がかかっている。
 子牛をつれた子供におはよう。

朝食の後はまたインダス川を渡って荒涼とした土地を西へ、ラマユルを目指す。
 月世界などと呼ばれる景色の谷を望む位置に建つラマユル僧院は11世紀、ナローパの修行したところとされ、このあたりでは最も有力なお寺。
財政状態もいいらしく、行くたびに新しい建物が建っていて、今年も本堂の中を工事中。
 祭りの舞踊が行われる広場も立派になった。

本堂の入り口にはおなじみ六道輪廻図があり、ここでまたラマジーの解説。六道輪廻図はお釈迦様自らがオリジナルをお描きになり、とても大切な教えだから誰でも見られるようにと必ずお寺の外側に描かれるものなのだそうだ。へー、なるほど。

由緒ある寺ではあるが、本堂は何度も改築されていて、ナローパが修行したと言う小さな洞窟以外に見るべきものはない。

この本堂から山を少し下ったところに小さなセンゲガンというお堂があり、リンチェンサンポ創建といわれるこちらの方がおもしろい。
 正面には立派な光背のご本尊。
周りの壁には赤を基調としたサキャパ様式の曼陀羅が描かれているが、痛みが激しいのが残念。


ラマユルから道を少し戻って、次はワンラへ向かう。
途中の小川のほとりでお弁当。
 中身はいつも代わり映えしないけど
 こういうところで食べるとおいしい。

ちゃんと舗装された道を通って楽々ワンラの村に到着。
 
ここもお寺は山の上にあり、山すそに小さな村と畑が広がっている。
 お堂の外観はアルチのスムツェクにそっくり。
ここもリンチェンサンポゆかりの寺だ。

中に入ると正面に十一面観音、両脇に大きな仏像が立っていてなかなかの迫力。
 
周りの壁はやはり赤いサキャパ様式だが、大きな亀裂が痛々しい。
  

トレッキングに向かう白人観光客とすれちがいながらアルチへ戻った。

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コメント
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