8月28日
朝、ツァンパを食べてトレッキングに出発。めざすはリンチェンサンポ創建の寺が残るスムダ・チュン。距離的にはおそらく10キロもないと思うが、なにしろ出発点の標高が3500メートル、目的地が3940メートル、その上こんな道↓
で日陰もないのでちょっと大変。
それでも朝は山が影を作り、空気も爽やかで気持ちいい。
先導のラマジーはジモティーなのでガレ場の坂道もガンガン歩く。こちらはついて行くのがやっと。30分毎の休憩もラマジーにはまだるっこかっただろう。道端に生えているとげだらけの木の小さな実が食べられることなど教えてもらう。レイベリーというこの実、アセロラのようにすっぱくてビタミンが豊富そうだ。
2時間強歩いたところでようやく目的地が見えてきた。
一番上の白い建物が目指すスムダ・チュン・ゴンパ、その下の建物は民家だ。
ここから寺までは急な登りだが、壁が待っていると思えばがんばれる。キャンプ地から3時間でスムダ・チュンに一番乗り。
いつものごとく鍵番をまず探さなければならないので、初めにお堂の後ろのチョルテンを見に行く。
壁が一部崩れてしまっているが、中にはツァツァがたくさん転がり、壁には退色した曼陀羅、天井も見事なラテルネン・デッケで、昔はアルチと同等の寺だったというラマジーの言葉がうなずける。
本堂の規模は小さく、表は質素だが、中に入ると
正面の仏像がすごい。
表の小さな仏像は最近のものだが、ガラス扉の向こう、壁一面を覆いつくす立体曼陀羅は11世紀のものだ。
スピティのラルン・ゴンパの彫刻をもっと華やかに大規模にした感じ。写真を撮るのが難しくて、全体像が伝えられないのがもどかしい。
さらに壁には曼陀羅。右手の絵は新しいものであまり良いものではないが、左手の曼陀羅はまぎれもないカシミール様式。
懐中電灯がなければ何の絵かも定かに分からないほどの暗さだが
このブルーの色と細部が素晴らしい!
本堂の両脇には大きな立像の入った小堂がある。マンギュと同じつくりだ。
左手は黄色いチャンバ、右手は白いチェンレジ。どちらもたれ目で愛嬌のあるお顔。
ずっとこのお寺を見ていたかったがそうもいかない。
後ろ髪を引かれながら山を降りる。
帰り道の途中でキャンプ・スタッフが昼食を用意してくれていた。
暖かいスープまで用意された豪華メニューがありがたい。
帰りは下りだから楽勝と思いきや、砂地に小石だらけの下り坂は気が抜けず、最後のキャンプ地の手前が急な登りで、結局2時間半かかってヘロヘロになって帰り着いた。
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朝、ツァンパを食べてトレッキングに出発。めざすはリンチェンサンポ創建の寺が残るスムダ・チュン。距離的にはおそらく10キロもないと思うが、なにしろ出発点の標高が3500メートル、目的地が3940メートル、その上こんな道↓
で日陰もないのでちょっと大変。
それでも朝は山が影を作り、空気も爽やかで気持ちいい。
先導のラマジーはジモティーなのでガレ場の坂道もガンガン歩く。こちらはついて行くのがやっと。30分毎の休憩もラマジーにはまだるっこかっただろう。道端に生えているとげだらけの木の小さな実が食べられることなど教えてもらう。レイベリーというこの実、アセロラのようにすっぱくてビタミンが豊富そうだ。
2時間強歩いたところでようやく目的地が見えてきた。
一番上の白い建物が目指すスムダ・チュン・ゴンパ、その下の建物は民家だ。
ここから寺までは急な登りだが、壁が待っていると思えばがんばれる。キャンプ地から3時間でスムダ・チュンに一番乗り。
いつものごとく鍵番をまず探さなければならないので、初めにお堂の後ろのチョルテンを見に行く。
壁が一部崩れてしまっているが、中にはツァツァがたくさん転がり、壁には退色した曼陀羅、天井も見事なラテルネン・デッケで、昔はアルチと同等の寺だったというラマジーの言葉がうなずける。
本堂の規模は小さく、表は質素だが、中に入ると
正面の仏像がすごい。
表の小さな仏像は最近のものだが、ガラス扉の向こう、壁一面を覆いつくす立体曼陀羅は11世紀のものだ。
スピティのラルン・ゴンパの彫刻をもっと華やかに大規模にした感じ。写真を撮るのが難しくて、全体像が伝えられないのがもどかしい。
さらに壁には曼陀羅。右手の絵は新しいものであまり良いものではないが、左手の曼陀羅はまぎれもないカシミール様式。
懐中電灯がなければ何の絵かも定かに分からないほどの暗さだが
このブルーの色と細部が素晴らしい!
本堂の両脇には大きな立像の入った小堂がある。マンギュと同じつくりだ。
左手は黄色いチャンバ、右手は白いチェンレジ。どちらもたれ目で愛嬌のあるお顔。
ずっとこのお寺を見ていたかったがそうもいかない。
後ろ髪を引かれながら山を降りる。
帰り道の途中でキャンプ・スタッフが昼食を用意してくれていた。
暖かいスープまで用意された豪華メニューがありがたい。
帰りは下りだから楽勝と思いきや、砂地に小石だらけの下り坂は気が抜けず、最後のキャンプ地の手前が急な登りで、結局2時間半かかってヘロヘロになって帰り着いた。
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