Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

鳴子で湯治 4 東鳴子「馬場温泉共同浴場」

2012-03-16 20:08:51 | 国内旅行
鳴子滞在3日目。

朝風呂に入り、しっかり朝ごはんをいただいたらお風呂めぐりに出発。
お天気がいいので宿からはちょっと離れた馬場温泉まで歩くことにする。

うたた寝商店街を歩き、JR鳴子御殿駅を過ぎてまっすぐ行くと何軒かの旅館を過ぎ、温泉街をはずれて国道47号線に出る。この国道沿いに大きな看板が見えるのが馬場温泉。
 JRの駅から15分ほど。
 奥には立派な民家が建ち、その手前にある旅館もとてもきれい。

しかし今日の目的はこの旅館のお風呂ではなく、駐車場にあるこちら↓
  
ご近所数軒の共同浴場。

旅館に入って声をかけるとご亭主が出てきたので外のお風呂に入りたい旨を告げて300円を支払う。
いささかそっけない対応なのは旅館の方に入らないからだろうか。

湯小屋の扉は少し開いていて幸い誰も入っていない。
 「どーぞ」の札を「入浴中」にひっくり返して扉を閉めれば貸切になる仕組み。
 入るとすぐに簡素な脱衣場があって、低い仕切り壁の向こうに一段下がった浴槽。 
 2,3人でいっぱいになりそうな小さな浴槽の周りはコンクリートのまま、ケロリン桶が2つほどあるだけだが、湯口からはどんどんお湯がそそがれ、排水溝から出ていく。
お湯は上から見ると真っ黒、表面にはあぶくが立っている。

旅館のご主人に「熱いから気を付けて」と言われたので恐る恐るかけ湯をする。
確かに熱めのお湯だが、問題なく浸かれたので44,5度だろうか。

 
入って見るとお湯の色は黒ではなくほうじ茶色、しばらくすると体に気泡がついてくる。
ナトリウム・炭酸水素塩泉だそうだが、これだけ熱くて気泡が付くのは珍しいとか。

入りしなこそ熱いものの、湯船につかってしまえばお湯が体にまとわりつくようでとても気持ちいい。
香りはちょっと油臭がするが、見た目ほどきついにおいではない。

壁の高い位置にぐるっと窓があるので木造りの湯小屋の中は明るく、この風情にユニークなお湯は温泉マニアに人気なのも無理はない。

最初から珍しいお湯に入れて大満足。


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コメント
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