Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

「ドラゴン・タトゥーの女」@TOHOシネマズ日劇

2012-03-01 23:03:33 | 機内食・映画・美術展
本日は映画が一律1000円のファーストデイ。
というわけで所要のついでに入院前から見たいと思っていた 「ドラゴン・タトゥーの女」 を見てきた。

原作の「ミレニアム」シリーズは最近一番はまった小説。6冊の単行本を本当に一気に読んでしまった。
スウェーデンで作られた映画もケーブルテレビで見て、さすが本場の空気だとは思ったが、何しろ今回のハリウッド版は大好きなデヴィッド・フィンチャーが監督。これを見逃すわけにはいかない。

映画の始まり、最近では珍しいタイトルバックからフィンチャーらしい気持ち悪さでゾクゾク。「エイリアン」、と言ってもリドリー・スコットの第一作を思い出す。

ストーリーは原作にほぼ忠実で、しかし複雑な話を実に手際よくまとめてある。
ロケはスウェーデンで行ったらしく寒風吹きすさぶ景色が実に寒そうなのだが、空気感が本国版にかなわないのは、これは仕方がない。

今回のハリウッド版で圧倒的なのはルーニー・マーラの演じるリスベット。
おそらくこの役のために相当なダイエットをしたと思うのだが、メイクや衣装も含めて原作の最強ヒロインのイメージにピッタリ。これでオスカーを獲れなかったのではかわいそうと思うほど。

もう一人の主人公、ミカエルを演じるダニエル・クレイグはスウェーデン人ジャーナリストというよりはやっぱりイギリス人情報部員に見えてしまうが、本国版の渋すぎるおっさんよりすぐ女と寝ちゃうモテ男に似つかわしい。

おぞましい陰惨さは原作の通り、全体のスピード感は長い上映時間を感じさせず、思った通り、こういう題材はフィンチャーが最高。
続編のリスベットも当然ルーニー・マーラが演じるだろうが、監督も続投してくれないだろうか。

コーヒーとサンドイッチとタバコ(最近こんなにやたらにタバコを吸う映画は珍しい)で生きている主人公たちを見た後、日比谷のカフェで食事。

 スウェーデンのインテリアは素敵だったが、こと食べ物に関しては日本に住んでいてよかった!


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