8月29日
こちらのホテルは朝食付きが標準のようなので、地下にある食堂へ。
小さなホテルだけれど予想外に充実した品揃え、ピザトーストやらクレープやら温かいものもどんどん出てきて、係のお姉さんもとても感じがいい。
エネルギーを充電したら早速街歩きに出発。
まだ静かなピリエス通りをまっすぐ歩き、旧市街の北のはずれにあるゲディミナスの丘へ。
まずは高いところから市内を一望しようと考えたのだが
すぐ目の前に目指す塔があるのにまっすぐ上る道はない。丘をぐるっと回って入口にたどり着くと、結構な急坂は丸くなった石畳。これをジョギングで上り下りする人がいたけれど、足をくじきそうで怖い。
上まで上がってみると丘の反対側から上がるケーブルカーもあったが、これは運休中。
丘の上の塔は現在は小さな武器博物館、15世紀に建てられたと言う要塞の廃墟は修復中なので、いずれは観光施設になるのかもしれない。
丘の高さはわずか48mだけれど、最高の天気に360度の展望。
川の向こうの新市街まで良く見える。
こちらは旧市街側。様々な宗派の教会がたくさん見え、すぐ隣にある白い建物はこの街の大聖堂だ。
丘から降りたら次はやはり旧市街の外にある聖ペテロ・パウロ教会へ。
歩いたら結構な距離があったが
真っ白な内部に2000以上の塑像がびっしりの教会にはバスで乗り付けた観光客がいっぱい。
細部を見ればおもしろいものがいっぱいのこれらの塑像は17世紀のイタリア人彫刻家たちの作品だそうだ。
帰路は教会前からクラシックなトロリーバスに乗って市内中心部へ。
運賃1ユーロは運転手に直接払う。
下りた所はきれいに整備されたネリス河畔。
ここから道を渡った所にあるのがヴィリニュス大聖堂。
人間の大きさを見ればわかるが、名前通りの大きな聖堂は18世紀後半の物。
入口の前にある赤いタイルは1989年に起こったバルト三国独立運動の際の「人間の鎖」の起点だそうで、「奇跡」と刻まれたこの上で3回転すると願いがかなうというのでやってみたが、他にはここで回っている人はいなかったみたい。
内部はソ連時代の影響か、カソリックとは思えないほどあっさりしているが、リトアニアの守護聖人、聖カジミール礼拝堂だけはバロック形式で華やかな。
ここから旧市街に入り、歩き疲れたのでおしゃれなカフェで一休み。
リトアニアはコーヒーもちゃんとおいしいのでうれしい。
次に向かったのは旧市街のかなりの面積を占めるヴィリニュス大学。
1579年創立の古い大学だが、外からは普通の建物のようで、由緒ある図書館への立派な扉にも気が付かない。
しかし中庭へ通じる通路わきの小さな事務室のような所で1.5ユーロを支払って中に入ってみると
12もある中庭の周りに様々な学部の建物が連なって、地図を見ながらでなければどこに何があるのかわからない。
そんな中、目指したのは言語学部。
地味で質素な建物の2階へ上がってみるとフレスコ画で覆われた部屋がある。
「四季」と題されたこの絵は1976年から85年にかけてぺトラス・レプシスと言う画家が描いたそうで、よく見ると不気味な絵がとてもおもしろい。
さらに別の建物の1階には書店があるが、ここの天井画もすごい。
これも1978年に描かれたそうで、こじゃれた土産物も揃えたこの書店は一見の価値あり。
18世紀には天文台だったという建物を見たら、
最後は構内にある聖ヨハネ教会。この教会の脇に建つ鐘楼は68mあって旧市街一の高さ。となれば上るしかない、とまた2.5ユーロ払って中に入ると
高い天井から吊り下げられているのはフーコーの振り子。地球の自転を証明すると言うこの振り子、大昔教科書に載っていたような。
塔の中には木の階段が上へ延びていて、エレベーターもあるが止まっていたのでギシギシと上へ。
最後はこんな狭い口から外へ出ると
やっぱり朝行ったゲディミナスの丘より高い。矢印の所に見えるのが丘の上の塔。
眼下の大学構内も美しく、さすが16世紀以来の歴史はだてじゃない。
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こちらのホテルは朝食付きが標準のようなので、地下にある食堂へ。
小さなホテルだけれど予想外に充実した品揃え、ピザトーストやらクレープやら温かいものもどんどん出てきて、係のお姉さんもとても感じがいい。
エネルギーを充電したら早速街歩きに出発。
まだ静かなピリエス通りをまっすぐ歩き、旧市街の北のはずれにあるゲディミナスの丘へ。
まずは高いところから市内を一望しようと考えたのだが
すぐ目の前に目指す塔があるのにまっすぐ上る道はない。丘をぐるっと回って入口にたどり着くと、結構な急坂は丸くなった石畳。これをジョギングで上り下りする人がいたけれど、足をくじきそうで怖い。
上まで上がってみると丘の反対側から上がるケーブルカーもあったが、これは運休中。
丘の上の塔は現在は小さな武器博物館、15世紀に建てられたと言う要塞の廃墟は修復中なので、いずれは観光施設になるのかもしれない。
丘の高さはわずか48mだけれど、最高の天気に360度の展望。
川の向こうの新市街まで良く見える。
こちらは旧市街側。様々な宗派の教会がたくさん見え、すぐ隣にある白い建物はこの街の大聖堂だ。
丘から降りたら次はやはり旧市街の外にある聖ペテロ・パウロ教会へ。
歩いたら結構な距離があったが
真っ白な内部に2000以上の塑像がびっしりの教会にはバスで乗り付けた観光客がいっぱい。
細部を見ればおもしろいものがいっぱいのこれらの塑像は17世紀のイタリア人彫刻家たちの作品だそうだ。
帰路は教会前からクラシックなトロリーバスに乗って市内中心部へ。
運賃1ユーロは運転手に直接払う。
下りた所はきれいに整備されたネリス河畔。
ここから道を渡った所にあるのがヴィリニュス大聖堂。
人間の大きさを見ればわかるが、名前通りの大きな聖堂は18世紀後半の物。
入口の前にある赤いタイルは1989年に起こったバルト三国独立運動の際の「人間の鎖」の起点だそうで、「奇跡」と刻まれたこの上で3回転すると願いがかなうというのでやってみたが、他にはここで回っている人はいなかったみたい。
内部はソ連時代の影響か、カソリックとは思えないほどあっさりしているが、リトアニアの守護聖人、聖カジミール礼拝堂だけはバロック形式で華やかな。
ここから旧市街に入り、歩き疲れたのでおしゃれなカフェで一休み。
リトアニアはコーヒーもちゃんとおいしいのでうれしい。
次に向かったのは旧市街のかなりの面積を占めるヴィリニュス大学。
1579年創立の古い大学だが、外からは普通の建物のようで、由緒ある図書館への立派な扉にも気が付かない。
しかし中庭へ通じる通路わきの小さな事務室のような所で1.5ユーロを支払って中に入ってみると
12もある中庭の周りに様々な学部の建物が連なって、地図を見ながらでなければどこに何があるのかわからない。
そんな中、目指したのは言語学部。
地味で質素な建物の2階へ上がってみるとフレスコ画で覆われた部屋がある。
「四季」と題されたこの絵は1976年から85年にかけてぺトラス・レプシスと言う画家が描いたそうで、よく見ると不気味な絵がとてもおもしろい。
さらに別の建物の1階には書店があるが、ここの天井画もすごい。
これも1978年に描かれたそうで、こじゃれた土産物も揃えたこの書店は一見の価値あり。
18世紀には天文台だったという建物を見たら、
最後は構内にある聖ヨハネ教会。この教会の脇に建つ鐘楼は68mあって旧市街一の高さ。となれば上るしかない、とまた2.5ユーロ払って中に入ると
高い天井から吊り下げられているのはフーコーの振り子。地球の自転を証明すると言うこの振り子、大昔教科書に載っていたような。
塔の中には木の階段が上へ延びていて、エレベーターもあるが止まっていたのでギシギシと上へ。
最後はこんな狭い口から外へ出ると
やっぱり朝行ったゲディミナスの丘より高い。矢印の所に見えるのが丘の上の塔。
眼下の大学構内も美しく、さすが16世紀以来の歴史はだてじゃない。
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