Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

バルト縦断 3 ヴィリニュスの午後

2017-11-18 16:09:00 | ヨーロッパ
8月29日 続き

大学の見学を終え、再びピリエス通りへ。
この道をまっすぐ南下して行くと
  
ロシア正教、ウクライナ正教、カソリックのカルメル会と、各宗派の見本市みたい。

本日のお昼はこの通り沿いのクレープ屋さんへ。
 
柱や屋根にクレープが貼りついた店内はファミレスの雰囲気で、お子様連れにはおもちゃの用意もあるカジュアルな店。
 
しかしメニューを見ると基本のクレープだけで6種類、それにおかず系からデザート系まで様々なトッピングがあり、さらにソースが何種類もあるので組み合わせは無限大。
その他にリトアニア料理もいろいろあるので
 まずは待望のどピンクのスープ、シャルティバルチャイ。
ビーツとサワークリームの冷たくて酸っぱいスープにはディルがたくさん入り、ポテトが必ず付くものらしい。
ビーツが大好きなのでこれは気に入ったが、滞在中一度しか食べなかったのが悔やまれる。
 シンプルなクレープにはトマトとイチゴの2種類のソースを選び、飲み物も頼んで一人4ユーロちょっとなのだから安い。

このレストランのちょっと先にあるのが有名な夜明けの門。
 
門の上が礼拝堂になっていて、外からも見える聖母マリア像が大人気。
脇の入り口から階段を上がって入ってみたが、ミサの最中で人がいっぱいだったので異教徒は遠慮しておいた。

 
この門を出て少し大通り沿いに歩くとおもしろい壁画の建物があり、
 
そのお向かいにあるのがハレス市場。もう午後だったので閑散としていたが
 
おいしそうなお菓子屋さんやら、脂身たっぷりの燻製肉屋さんやら。
 
お肉屋さんは豚肉メイン、魚屋さんも燻製が人気の様子。
 市場の脇には思いっきり庶民的な衣類を売る店が並び
 表では花や果物が売られている。
 
ベリー類と並んでいる薄緑の実は生のヘーゼルナッツ。どうやって食べるのかと思ったが、後で聞いてみるとこのまま食べられるそうで、それならば買ってみればよかった。

隣にはスーパーもあって、ここに来れば食材は何でもそろって便利。
いろいろ買いこんだので、一度荷物を置きに帰ろうとホテルへ戻ると、路地の入口に案内板があるのに気が付いた。
 
読んでみると、ここには1941年から43年までユダヤ人ゲットーがあり、58000人いたこの町のユダヤ人の内、第二次大戦を生き抜いたのは2,3000人にすぎないのだそうだ。
今は静かで気持ちのいいこの路地にそんな歴史があったとは。

気を取り直して観光を再開。
 
歩いていると壁にいろいろな陶器が張り付けられた一角を発見。
 
どうやら若手工芸家たちの作品のようで、一つ一つおもしろい。

そしてやってきたのは聖アンナ教会。
  
他の教会とは趣の違うこちらは15世紀のゴシック様式。
小さいけれどふんだんにステンドグラスが使われ、なんと言ってもゴシックの天井が好き。
 すぐ裏には大きなベルナルディン教会もあるが、さすがにもう教会はお腹いっぱい。

この後はぶらぶらとお店など見て回って、それでは夕食、とチェックしていた店に行ってみると既にお客さんで満席。
しかも思っていたよりずっと高級そうな所だったので予定変更。
一番の繁華街であるピリエス通りをまた歩いてみると、ネットで評判が良さそうだった店を発見したのでそこへ。
 Grey は表にもテーブルの並ぶカジュアルなカフェ。
 
店の奥ではアインシュタインがアカンべーをしている。

バーが主体の様なのでちょっと不安に思いつつも注文してみると
 
ニシンのマリネも、エビの串焼きもたっぷりのサラダと共におしゃれに登場。
 そしてメインにハンバーガーを頼んだら、これがお肉のジューシーさといい、間に入ったソースといい、今まで食べたハンバーガーの中でも一番と言っていいほどのおいしさ。この写真ではそのおいしさが伝わらないので申し訳ないほど。

こんなに食事がおいしいなら、もっと長くこの街にいることにすればよかった。


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コメント (5)
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