34歳の樹乃倉厳というソロキャンプ大好きなおっさんが、20歳の草野雫という可愛らしいキャンプ初心者の女の子に、キャンプのあれこれを指導するというお話。つまりソロキャンプ×2でふたりソロキャンプという訳だ。
前巻でふたりソロキャンプの約束を厳とした雫だが、この巻では初めてのふたりソロキャンプとなる。普通はこんな可愛い子に懐かれたら、おっさんは鼻の下が伸びそうなものだが、厳さんはそうでもない。寧ろ嫌がっている。どうも厳さんの心の中では雫ちゃんは女の子というよりペット枠らしい(笑)。
でも、だんだんと、厳さん、雫ちゃんに胃袋を掴まれているような。これはもしかするともしかするかも。
ソロキャンプが好きで雫ちゃんから友達がいないと思われていた厳さんだが、どうも高校のころからの滝川彰人という友人がいるようだ。でも二人でキャンプに行ったことはないという。この巻の最後にはこの滝川君(ちょっとチャラい感じ)も登場し、これからどう展開するのだろう。
厳さんのキャンプ講座や雫ちゃんのキャンプ飯のレシピも掲載されており、キャンプに興味がある人、キャンプが好きな人には楽しめると思う。でも雫ちゃん、よく飲むなあ・・・。
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※初出は、「風竜胆の書評」です。