主人公は石丸大人(だいと)。女運の悪さを自認する高校新入生。なにしろ、好きになった女性が変な宗教に嵌っていたりと、変わった人ばかり。願いは高校で普通の彼女をつくり、楽しく過ごすこと。そんな石丸君が、美人の先輩女子高生から声をかけられて、なりゆきで「人文研究会」に入ることになってしまう。期待して入った石丸君だが、なんと「人文研究会」の活動は、拷問研究。
でも石丸君、狐顔で、大金持ちの娘のクールな美人先輩友近麻美、狸顔で空手をやっているキュートな美人先輩笹原清香、ロリ巨乳の同級生鶴瀬リコに囲まれてなんだかうれしそう。おまけに幼馴染で帰国子女の三戸森若葉まで乱入するしまつ。
なんやかんや言っても、みんな、意外にいいところのある石丸君に好意を持っているようだ。若葉は帰国子女らしいあけすけさで石丸君に迫ってくる。清香はちょっと控えめな感じ。リコはツンデレ、麻美は石丸君をおもちゃ扱いしているが、内心では憎からず思っているような(たぶん)。ちなみに、石丸君の本命は清香のようだ。
この漫画の面白いのは、石丸君のスケベ心を利用して、麻美がおもちゃにするところ。とにかく扱いが酷くて笑えるのだ。拷問というとちょっと怖い感じがするが、なんだか笑ってしまうようなものばかり。誰ですか、こんな美人になら拷問されたいという人は。
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※初出は、「風竜胆の書評」です。