文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

とんでもスキルで異世界放浪メシ 1

2020-10-27 16:42:44 | 書評:その他

 

 原作小説は、いわゆる「なろう系」の異世界もののひとつ。これをコミカライズしたものが本作である。主人公のサラリーマン、向田剛志は『勇者召喚』に巻き込まれ、異世界に転移してしまう。本来の勇者ではないが、一応別の世界から来たので、鑑定と収納のスキル持ち。そして彼の固有スキルはなんと「ネットスーパー」。いろいろなものをお取り寄せできる能力だ。

 彼らを召喚した王たちだが、どうも胡散臭い。向田君は、自分は勇者ではないからとその場から抜け出す。そこから向田君の異世界ライフが始まる。

 彼のスキルを使うと、その世界の人が食べたことの無いような食事がつくれる。それにつられて出てきたのが伝説の魔獣フェンリル。実は腹ペコキャラ。食事につられて、向田君と従魔契約をしてしまう。なにしろ、フェンリルと言えば、下手をすると国が亡びるくらいの魔獣。相手になるのは古龍くらいだ。

 このコミック版を読んで、さっそくネットで「なろう」に掲載されている原作小説を読んでみた。500話を優に超える分量があったが、面白くって最後まで読んでしまった。従魔もこれから増えるみたいだし、なろう系では外せない?神様たちも出てくる。

 あまり、色気はないが、グルメ系の話が好きな人、異世界ものが好きな人にはお勧めだろう。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

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