文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

マジンガーエンジェルZ 1,2

2020-10-10 09:53:36 | 書評:その他

 

 

 本書を一言で言えば、永井豪の世界満載ということだろうか、なにしろマジンガーZ、UFOロボグレンダイザー、あばしり一家の登場人物が出てくるのだ。実はこのZは、「マジンガーエンジェル」の続編にあたり、そちらの方には、グレートマジンガーの登場人物も出ているらしい。

 主人公はあばしり一家の長女・悪馬尻菊ノ助。普段は男装をしているが、実はボンキューのスタイル。男装をしているからといって、自分を男とみているわけではない。自分が女性であることはしっかり意識している。

 この本の特徴は、ヒーローではなくヒロインたちが悪と戦うというもの。弓さやかはマジンガーZの登場人物だが、そちらと同じく、アフロダイAに乗って敵と闘う。マリアはグレンダイザーの登場人物である。最初はヴューナスAに乗っていたが、最後の方ではミネロバXに乗っていた。闘うのは、グレンダイザーに出てきたベガ星人。マジンガーエンジェルというのは特定の機種を表すのではなく、さやかやマリアたちのチーム名のようだ。

 そして主人公の悪馬尻菊ノ助はアイアンZというロボットに乗っている。形はマジンガーZなので調べてみるとアイアンZというのは、マジンガーZの初期のころに使われていた呼び方らしい。しかしパイルダーオンするのが、あのエアカーではなく、なんとバイクなのである。要するにバイクの周りがオープンなのである。あれだと、必死でバイクに捕まっていなくてはならないと思う。最初、敵と思ったマリアのヴューナスAと闘うことになったが、いや菊ノ助が乗っているのは、外から丸見えだろうと突っ込む。

 とにかく懐かしさでいっぱいだった。永井豪の世界が好きな人にはお勧め。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする