“物好きにもほどがある” と呆れられるか、はたまた馬鹿にされるか、どちらかと思われるが、好奇心を抑えることができなかった。私は一昨年に続いてまたもや「もうどくてん 2」に足を運んだのだった。
※ 今回の「もうどくてん 2」のポスターです。
最初にお断りしておくが、私は特異な生物のマニアでもなければ、毒に対する興味もない。ただ、好奇心だけは人後に落ちないと自負する(?)オヤジである。
一昨年に続いて、札幌パルコで「もうどくてん 2」が開催されていると知って、当初は躊躇したもののやはり気になって本日出かけてきたのである。
※ 札幌パルコ入口でも「もうどくてん2」をPRしていました。
※ 札幌パルコ7階の会場のディスプレイ。2に「痛(ツー)」をかけてます。
展示されていたのは、毒性の植物を含め約30点ほどだったが、カメラ撮影がOKとあってくまなく写真を撮ってきた。しかし、毒性を持つ生き物の中で暗緑色を好むものもあり、写真映りの良くないものもあるため、撮ってきた中の一部だけ公開することにしたい。
また、展示されていた生き物たちにはそれぞれの持つ毒性の強さをレベル1~5で表示されていたので、写真説明の中でそれも紹介することにする。ちなみにその毒性の強さであるが、次のように説明されていた。
◇レベル5 猛 毒 死に至る程の強さ。死亡例あり。
◇レベル4 強 毒 救急搬送での治療を受けないと重症になる。
◇レベル3 毒 診察または安静にする必要がある。
◇レベル2 弱 毒 幹部の腫れなどの症状がでる。
◇レベル1 微弱毒 痛みなどの弱い症状がでる。
それでは展示されていた一部を一挙掲載することにする。
※ 鮮やかな斑点が目立つポルカドットスティングレイの仲間(レベル4)
※ ギギ(レベル2 正面の枝ではなく、左側の小さな魚です)
※ ミヤコヒキガエル(レベル4)
※ ファイヤサラマンター(レベル4)
※ ペルビアンジャイアントオオムカデ(レベル4)
※ オラゴンニジギンポ(上部の小さな魚)とヒゲニジギンポ(縞の魚)(レベル1)
※ オニオコゼ(手前の黒も後方の茶色も)(レベル4)
※ ミズコブラモドキ(レベル2)
※ ゴンズイ(レベル1)
※ ハタゴイソギンチャク(レベル2)
※ コバルトブルータランチェラ(レベル2)
※ ネコザメ(レベル2)
※ ミツユビハコガメ(レベル不明 カメ自体に毒はなく、食べたものに毒が含まれている)
※ アセビ(レベル4)
※ ジキタリス(レベル5)
※ ヒメアイゴ(レベル2 なかなか前面に出てきてくれなかった)
※ アカエイ(レベル5 この後はレベル5のオンパレードです)
※ クサフグ(レベル5 動きが早くて撮るのに一苦労でした)
※ おどろおどろしいデコレーションと共に三つの生き物が展示されていました。ただし、一番奥のアリはまったくカメラには映ってくれませんでした。
※ 世界最強レベルの猛毒ガニと紹介されていた「ウモレオウギガニ」(レベル5)
※ 成長すると前頭部にこぶが発達するあのアオブダイ。青酸カリの1000倍の毒と表示されていた。(レベル5)
※ ハブ(レベル5 これだけは剥製でした)
入場料900円を払う価値があるのか、と問われると判断は難しい。しかし、ふだんはなかなか見られないものだけに、特別な関心も興味もない私でもそれなりに楽しめた「もうどくてん 2」だった。
「毒毒毒展に行っていた男がいました!」
「よし、重要参考人として事情聴取だ!」
「あなたは、毒毒毒展に行ってましたね?」
「いいえ、行ってませんよ」
「ほほう?あなたのブログには行ったと書いてありますが?」
「ああ、あれは毒毒毒毒毒毒毒毒毒 展ですから。毒の字が足らないからわからなかったんですよ」
ところでネコザメに毒があるとは知りませんでした!
ブログの話題作りにフーフー言っています。そこまでしてブログを投稿する必要はまったくないにもかかわらず…。