“委縮する”とは、正確な表現ではない。私はむしろ北海道と札幌市が発出した「緊急共同宣言」に積極的に協力し、自らも新型コロナウィルスに感染しないように気を付けようと、自らの生活を見つめ直してみたという話である。
私が住む北海道(札幌市)は、残念ながら12日(日)に3月に続いて二度目の緊急事態宣言を「緊急共同宣言」という形で、北海道と札幌市が共同で宣言を発出した。全国に先駆けて北海道知事いちはやく発した緊急事態宣言によってコロナの感染拡大は終息の方向に向かうと思われたのだが、どうやらウィルスは道民の気の緩みを突いて再び猛威を振るっているようだ。
終息の方向が見えたことから、私たちは例年どおりに近美前歩道の清掃活動を開始したばかりだった。しかし、こうなっては会員の健康が第一である。過日、会員向けに「活動をしばらくお休みにします」という連絡の会報を届けたところである。
二つ目はまったく個人的なことではあるが、第一次の緊急事態宣言が解除になったことから、個人的な旅を計画していた。名付けて「2020道南山と花と島を巡る旅」という欲張った旅の計画だった。昨春は函館や北斗市の桜を見ることができたので、今年は松前の桜を見ることメインにしてその前後に登山を入れ、併せて未体験の奥尻島にも足を伸ばしたいという計画だった。スケジュールも4月28日に札幌を出て、「知内丸山」登山、「松前桜」見物、「大千軒岳」登山、「江差町観光」、「本山」登山、「笹山」登山、「奥尻島」観光、「八幡山」登山と9泊10日のスケジュールを立てていた。登山のためのトレーニングもそれなりに行って準備していたつもりだったのだが…。
しかし、人出が予想される松前の桜見物や、ゴールデンウィークの奥尻島観光は、現在のような情勢だと避けねばならないだろう。このような時に強行して、もしものことがあったときには物笑いの種どころか、大いなる顰蹙を買ってしまうことになる。あえなく計画のとん挫である。
松前の桜も、奥尻島も、まだ私には時間が残されているだろう。いつかまた、の思いを温めておきたい。
問題は山の方である。“三蜜”の状況が生まれない登山は、この時節には最適なレクリェーションであり、ストレス発散方法である。さりとて、花と島が欠けた旅で道南まで遠征する理由が希薄となってしまった。さて、どうしよう?今のところアイデアはない。これから考えてみよう…。
※ 松前と奥尻島の写真はウェブ上から拝借したものである。
山はどこかご一緒できたかも知れなかったのですが、私もその時期、「みちのく潮風トレイル」の歩き旅を計画していたのですが、まだ躊躇しています。
どこか近くの山でも狙ってお茶を濁すことにします。
「みちのく潮風トレイル」やはり計画中だったのですね。歩き旅は、いわゆる“三蜜”には当たらないと思いますが、やはり躊躇してしまいますか?