こんばんわ。
今日はちょっと変わったところで、現金輸送車「マニ30」の写真をご紹介したいと思います。
「マニ30」は日本銀行所有の現金輸送車で、「マニ34」として6両が製造されました。「マニ34」は昭和23年製の旧型客車で車体も茶色塗装でしたが、外観は他の荷物車とは一線を画す様相をしていました。(後に「マニ30 2001~2006」に改番。)
この元「マニ34」の老朽代替車として誕生したのが「マニ30」の2007~2012で、昭和53年~54年にかけて製造されました。
私の所有している写真は、2007~2012の後期製造車で、「マニ50」に準じた車体構造のものです。
昭和56年1月頃 上野駅にて 東京機関区所属 EF5888の牽引する回送列車
東北新幹線の東京乗入れ工事が始まる以前、品川客車区から尾久客車区への回送は東京~上野間の回送線(現在の電留線)を使用していました。現在では、山手貨物線経由で東大宮操車場まで行き、折り返して尾久へ持ち込む経路となっていますね。(写真は、次位に「マニ30」、その後が旧シナ座のスロ81系お座敷編成で、暖房の関係からEF58の限定運用です。)
「マニ30」はその車輌の特殊性から、回送であっても一般旅客車には連結されることがありませんので、このように乗客を乗せていない回送列車や荷物列車へ併結するか、単独での回送となることがほとんどでした。(晩年は荷物列車が廃止されたため、高速コンテナ列車に併結されたそうですね。ちなみに、私は目撃したことはありません。)
昭和56年 東北本線 蕨~西川口間にて EF5859の牽引する「マニ30」
この列車は、どのような状況の下に運転されたのか、経緯はわかりません。高崎第二機関区所属のEF5859号機に「マニ30」と「スニ40」が連結された回送列車です。
客車列車の場合は全てに言えるのですが、単独で暖房設備を持たない旧型車や50系客車は、原則として電気暖房又は蒸気暖房装置を搭載した機関車が限定で運用されます。したがって、首都圏ではEF58、EF62、EF64、DD51又はDE10のSG搭載車といった機関車でないと、「マニ30」のような客車を牽引できないわけです。この点については、原則暖房を要しない夏季期間についても限定が指示されます。(一部イベント等の特例で、EF65PFが旧型客車を牽引した実績がありますが・・・。)
私が高校生時代、通学の途中で尾久客車区に停留する「マニ34」も目撃したことがあり、大変興味を持っていました。しかし、その後まもなく後期車に道を譲ってしまったらしく、自らの手で写真を撮ることはなく、消滅してしまいました。
今日はちょっと変わったところで、現金輸送車「マニ30」の写真をご紹介したいと思います。
「マニ30」は日本銀行所有の現金輸送車で、「マニ34」として6両が製造されました。「マニ34」は昭和23年製の旧型客車で車体も茶色塗装でしたが、外観は他の荷物車とは一線を画す様相をしていました。(後に「マニ30 2001~2006」に改番。)
この元「マニ34」の老朽代替車として誕生したのが「マニ30」の2007~2012で、昭和53年~54年にかけて製造されました。
私の所有している写真は、2007~2012の後期製造車で、「マニ50」に準じた車体構造のものです。
昭和56年1月頃 上野駅にて 東京機関区所属 EF5888の牽引する回送列車
東北新幹線の東京乗入れ工事が始まる以前、品川客車区から尾久客車区への回送は東京~上野間の回送線(現在の電留線)を使用していました。現在では、山手貨物線経由で東大宮操車場まで行き、折り返して尾久へ持ち込む経路となっていますね。(写真は、次位に「マニ30」、その後が旧シナ座のスロ81系お座敷編成で、暖房の関係からEF58の限定運用です。)
「マニ30」はその車輌の特殊性から、回送であっても一般旅客車には連結されることがありませんので、このように乗客を乗せていない回送列車や荷物列車へ併結するか、単独での回送となることがほとんどでした。(晩年は荷物列車が廃止されたため、高速コンテナ列車に併結されたそうですね。ちなみに、私は目撃したことはありません。)
昭和56年 東北本線 蕨~西川口間にて EF5859の牽引する「マニ30」
この列車は、どのような状況の下に運転されたのか、経緯はわかりません。高崎第二機関区所属のEF5859号機に「マニ30」と「スニ40」が連結された回送列車です。
客車列車の場合は全てに言えるのですが、単独で暖房設備を持たない旧型車や50系客車は、原則として電気暖房又は蒸気暖房装置を搭載した機関車が限定で運用されます。したがって、首都圏ではEF58、EF62、EF64、DD51又はDE10のSG搭載車といった機関車でないと、「マニ30」のような客車を牽引できないわけです。この点については、原則暖房を要しない夏季期間についても限定が指示されます。(一部イベント等の特例で、EF65PFが旧型客車を牽引した実績がありますが・・・。)
私が高校生時代、通学の途中で尾久客車区に停留する「マニ34」も目撃したことがあり、大変興味を持っていました。しかし、その後まもなく後期車に道を譲ってしまったらしく、自らの手で写真を撮ることはなく、消滅してしまいました。