黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

ハードとソフトの間で。

2020-05-27 21:27:43 | Weblog

「ハードとソフトの間を行ったり来たりしています」
と言っても、パソコンの話ではありません。
「ハードは疲れるから時々はソフトで」
と言ってもコンタクトレンズの話ではありません。
以上、面白いでしょうか。
新型コロナ対策・略称「新コロ」の読書です。
ハード系の読書は『銃・病原菌・鉄』,ジャレド・ダイヤモンド著,草思社。
上下2巻の分厚い、そして硬い硬い人類史の学術書。3回目に挑んでいます。ウイルス、感染症と人類史。ヨーロッパ人が南北アメリカ大陸を征服した原動力は、実は彼らが持ち込んだ感染症の影響である。アフリカ南部についても。
銃による圧倒的な軍事力だけでなく、現地人に免疫がない感染症が猛威を振るったことも大きな原因。そういう内容ですが…とにかく資料が詳細で膨大。負けそうです。
ユーラシア大陸は広大で環境も多様。そこでユーラシア大陸で進化してきた人類には免疫が備わっていた。
読みながら考えるのは今回の新コロについて。ヨーロッパでは被害が甚大。東アジアのモンゴロイド(中国人、韓国人、日本人)は被害が小さい。これはなぜだろう。
赤ペンで要所に線を引きながら、まるで受験勉強のような難儀な読書。とにかくハードです。負けるもんかー!…負けそう。
その一方でソフト系。『佳代のキッチン』,原宏一著,祥伝社。
私の経験上は祥伝社の本にはハズレが多いけど、これは当り、大当たりです。明るい。ほのぼのと温かい小説。
今、ヒロインの佳代はキッチンカーで長崎県の五島列島へ。
大学の時、五島列島出身の先輩がいました。どういうわけか東京大学から移ってきた。豪快な人物だったが、どうしているのだろう。
そこで決定す。
新コロ問題が片付いたら…早く片付きますように…長崎県の五島列島に行きます。
うむ。行先が多数です。
今日は栗東教室で授業の動画撮影。
カメラマンは寺嶌先生でした。女性カメラマン登場です。真壁先生がアドバイスしながら、順調に撮影。こうして3回分の収録が終わりました。
「生徒たちがこの動画を見るのは夏だろう」というわけで、ネクタイを夏用に。授業はグイグイとパワフルにやりました。
写真は動画の撮影。間には駅のシート。間隔をあけましょうという工夫が可愛い。
授業のようす。生徒の座席を離しての授業です。
そしてTV番組感想文の記念バッジ。星本センター長が怒ったポーズをまねていますが、マスクの中はたぶん笑顔です。
蓄圧式噴霧器をもって張り切るオジサン。だから水鉄砲じゃない!
すくすくと育つ稲。
では発表です。ラストの花は?
わかった人、いるのだろうか。ジャガイモの花ですよ。芋の印象とは違って、可愛い花で

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蓄圧式噴霧器で徹底的にウイルス退治。次の難題は、飛んでくる虫。小さいけどなあ。噛んだり刺したりしないし。

2020-05-26 17:21:49 | Weblog

検察庁の偉い人が賭けマージャンをして、マスコミとインターネットでボロカスに言われているなあ。特にネットは強烈だなあ。まあ、ほめられたことじゃないです。タイミングと立場を考えないと。
このニュースで聖書の一節を思い出しました。
みんなで寄ってたかって一人の女性を非難して石をぶつけようとしていたら、イエス様が来て「この人を批判できる人が、この中にいますか?その人だけが石を投げなさい」と言って、そうしたらみんなすごすごと立ち去った。*ヨハネ福音書。
普段なら大手マスコミも検察庁を批判する根性は無い。まさに「国家権力の核心部」ですから。今回のケースでは「これはボロカスに言ってもかまわないらしい」という流れがあって、それで元気いっぱいに非難ゴーゴー。そんな構図じゃなかろうか。
子どもの世界のイジメと変わらない流れに見えます。
インターネットという道具が登場して、こういう問題が煽り立てられる。溺れる犬を見つけて、みんなで一斉に石を投げる。その犬が強そうだったから、余計に張り切って石を投げる。こういう構図、私はあんまり感心しません。
もう一つには、新型コロナのせいでみんな苦労させられているし、生活面でのストレスもたまっている。灼熱のマグマだまり。そこを針で突いたようなことかもしれません。
最後にもう一回。あの偉い人、時期と立場を考えて、節制した我慢の日常生活を送るべきでした。一か月間閉門蟄居を命ず。
おうみ進学プラザは夏に向かって助走中。
夏の学習プログラムを決めて、教材の準備も始めねば。ところが今年度は夏休みが不安定で、きちんとしたスケジュールを組み立てるのが難しい。
さらに、これはおうみ進学プラザでは毎年のことですが、現在のクラスの指導にかかりっきりになります。伝統。
真壁先生から「明日、授業用の動画を2本撮影しますからヨロシク」との連絡。夏期の指導に使う動画らしい。フクイ君、出番です。行くぞ!オウッ。
写真はおうみ進学プラザの新・守山教室です。真壁先生と、嬉しそうにノボリを振り回すオジサン…私か。ピッカピカの新教室で夏への勉強がスタートしています。
中学生、小学生、河合塾マナビスの指導風景。静かに着実に前進していますよ。
ラストは、蓄圧式噴霧器でウイルス退治徹底の甲西教室。小野先生、鼎先生、福井恒誠先生、除菌のモデル教室を目指しましょう。
ここで連絡。
暑くなってきて、虫が出てくる。生徒たちは「キャーッ!虫。先生、虫がおるでー!」と悲鳴を上げます。ムサクルシイ大型男子生徒まで虫を怖がる。
そんな場合にも毅然として窓開放、換気徹底で。今は虫よりもウイルス対策を優先しましょう。
ここで、どのクラスでも受けない名作ギャグを。
「虫?虫なんか無視しなさい」
どうでしょうか。私としては自信作なのですが、ダメでしょうか。
*最後の方の花、何の花かわかるひとー。都会っ子には難しいハイレベル問題だよ。

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「シャチョーさんに叱られる」か、それとも「シャチョーさんが叱られる」か。どうだろう。

2020-05-25 17:46:44 | Weblog

首都圏と北海道も緊急事態宣言を解除。日本、ここまでよくぞ頑張りました。
NHKでも「日本のコロナ対策は反省すべきことが多い」という姿勢で、「ドイツの例を見習わなければ」という報道。あれっ?ドイツって成功例かいなあ。
この時点で比較してみますよ。
世界各国の状況は、順番にA感染者、B死者、C人口、D100万人あたりの死者をみると
【日 本】  A16393人  B839人  C1億2600万人  D 7人
【アメリカ】 A1620000人 B97000人 C3億3000万人 D294人
【ブラジル】 A347000人 B22000人  C2億1000万人 D105人
【イギリス】 A258000人 B36700人  C6700万人   D548人 
【スイス】  A30725人 B1905人   C860万人   D222人 
【ドイツ】  A180000人 B8265人  C8350万人   D99人
こうして客観的なデータを見ると、日本がここまでのコロナ対策で成功しているのは明らか。日本政府と医療関係者、ものすごい成果を上げている。何よりも「自粛してください」という曖昧な規制で結果を出した日本国民の頑張り。
外国の報道では「どうして日本が感染者と死者を抑えられたのかわからない。要するに日本人が特殊なのだ。お手本にはならない」という分析です。
日本バンザイ、日本が世界で一番だ!なんてことは言いませんけど、そんなに反省するような状況じゃない。
それでも日本政府は「コロナ対策が世界の標準になった」(韓国)とは言わないし、「経験を世界に教えてあげましょう。マスクや医療器材を支援しましょう」(中国)とも言いません。ひたすら反省しつつ、しかし静かに治療薬アビガンを世界各国に送っている。
アメリカの雑誌が「こういう態度そのものが日本のコロナ対策の秘密じゃなかろうか」と書いています。
「ジャパニーズ・ミラクル」を、うむ、おうみ進学プラザも積み重ねなければ。
これから夏へ、体温測定、手洗い除菌、窓開放を粘り強く。
先生たち&生徒諸君、まだまだ粘りましょう。
事務センターに行ったら、事務スタッフが缶バッジを製作中。新型コロナ対抗イベント「シャチョーさんに叱られる・TV番組感想文」の優秀賞のバッジです。
予想外に応募者が多くて、内容も良かった。そこで、ホームページの私のPR画像をそのまま缶バッジにしてみました。
久末先生(唐崎)がデザインした…その元々の作者はチームMⅡ(広報チーム)の真壁キャプテンかな…オシャレな缶バッジです。
これはすごい!…こんなオリジナルのバッジをもらったら、生徒たちは喜ぶだろうなあ。本当に喜んでくれるのだろうか。どうでしょうか。
本当は「シャチョーさんは大喜び」ですよ。
「こんな缶バッジ、要らん!」と…「シャチョーさんが叱られる」かもしれないです。
おうみ進学プラザの授業風景。少人数のクラスに分割して、窓も開けて。時間割のコマ数が増えていますが、ここを耐え抜きましょう。
事務センターで製造される缶バッジ。
県立中学受験クラス「県中エクスプレス」の指導のようす。
間に入れたのは、自転車で巡る初夏の琵琶湖周辺。春の空から夏空へ、春の花から夏の花へと変わっていきます。

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「県中エクスプレス」、新・守山教室でゆっくりと発車しています。

2020-05-24 17:09:04 | Weblog

NHK土曜ドラマ「路」(ルウ)は大変なことになってきた。心配な展開。
まず良かったのは旧制台北高校の同級生日本人男子と台湾人男子が再開して、過去のわだかまりが解消されたこと。
困るのは、日本人堅物技師(夫婦不和状態)と台湾接待を伴う飲食店憂いを含んだ美女がケンカのような…たぶん誤解です…よくない展開になってしまった。
さらに日本人新幹線建設担当神戸出身美女と台湾人台中出身青年が…「私たち友だちだから」、「好きな人とはトモダチにはなれないよ」と…ややっ!別れてしまったぞ…大丈夫か、大丈夫じゃないのか。再会してまた恋が…すると日本人青年1名が振られることになるのだが…色々な問題を含みつつ、来週が第3回で最終回。
日本国民が困っている状況だから、ここは思い切って全10回とか全20回に引き延ばしてもらえないだろうか。
守山教室の県立中学受験クラス「県中エクスプレス」へ。新しい教室に移って、その初回です。
樋口先生、北村先生、西村先生が担当。私も少しだけ授業に割り込みました。休講中の動画で私を見たらしく、色々と話が盛り上がっていました。「実物のシャチョーも羽生選手に似ている」という生徒…そんな生徒はいませんでした。冷静な観察力。
首都圏と北海道も宣言解除の流れ。
ここで緩めてはならぬのですが、そのあたり感染防止を徹底しつつ、やや緩和。そういう進め方をせねばなりません。
おうみ進学プラザ、引き続き検温と手洗い除菌、窓を開放で。
今日の県立中学受験クラス「県中エクスプレス」も窓からは初夏の風が入っていて、爽やかでした。

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「ダーウィンが来た・琵琶湖のアユたち編」という光景でした。

2020-05-23 18:52:30 | Weblog


NHK土曜ドラマ「路」(ルウ)が面白い。極端に面白いです。
日本と台湾の合作ドラマで、台湾新幹線の建設が主題。日本人女性と台湾の青年のロマンス。そして日本統治時代に台湾で育った日本人と台湾人青年との間の…詳しくはドラマで。私、すでに3回も見ました。まだ1回しか放送されていないのに3回も見たのは、つまり同じ1回目を繰り返して見たのです。
総統官邸(旧・日本総督府)や龍山寺など行ったことがある場所が出てくる。台湾の屋台風の店も懐かしい。
ドラマに出てくる高級な店…「接待を伴う飲食店」ですね…には行ったことがないが、あの店もドラマでは重要になるらしい。新幹線の設計に悩む日本人技師と、憂いを含んだ台湾美女の関係は…はらはらします。見逃した人はNHKオンデマンドを御利用ください。
で、「この災難が片付いたら台湾へ行こう!」と決めました。台北から高雄まで台湾新幹線に乗ります。
*民放のアナウンサーは台北市を「タイペイ」、高雄市を「カオシュン」と発音します。これは北京風の読み方だから、大陸中国への遠慮ですかね。しかし台湾での本来の呼び方は現地の音でタイホク(タイペック)、タカオ(タァカゥ)で、NHKだけが毅然としてタイホク、タカオと呼んでいます。このあたり、さすがはNHKだなと。
台湾の南部では日本人技師・八田与一が建設したダム…今でも台湾の恩人とされ、教科書にも載っているそうです…へ行って献花など。そこから太平洋側を北上して台湾一周の旅。
街で道に迷ったら台湾美人女性(建築学科の大学生)に道を尋ねます。彼女が親切に案内してくれて、その翌日、偶然の再開。驚く二人。そこから恋が…ドラマ「路」の逆パターンですけど…自分の立場および年齢を考えなさい!はい。
まず金沢市と福井市に行って、京都の亀岡市に行って、その次には東北の仙台へ行って、三陸鉄道にも乗って、おっと、郷里の岡山県にも帰省せねば。
楽しみ多数が待っている夏。もちろん仕事も山盛りで、これは充実した夏になりそうです。*ちょっと単純すぎませんか…これぐらいでいいのです。こんな時期だからね。
新型コロナ対抗イベントの作文「シャチョーさんに叱られる・TV番組感想文」は応募者が予想以上に多かった。そして、作文のレベルが高かった。生徒たちの驚きや感動が伝わる作文でした。
これ、意外なヒットだったから、おうみ進学プラザの学習イベントとして毎年実施したらどうじゃろうか。
森鴎外を読みなさい。夏目漱石でもいいし、芥川龍之介、太宰治も。そういう課題作文は好きじゃないのです。読む前に負担感があって、おまけに「感想文を書くために読まされている」という圧迫読書になってしまいますから。
TV番組なら気楽。「家族みんなで見ました」というのもあったようです。
優秀賞の賞品が地味ですが、そこは…地味ですね。
朝、天気が良かったので自転車で琵琶湖の方向へ走りました。
空にたくさんのトンビがグルリグルリと飛び交う。何だろう?
河の浅瀬と堰(せき)があって、そこで多数の人がアユを釣っている。アユが川に上る時期なのです。浅瀬と堰で難儀している小さなアユを、川辺からは釣り人がねらい、網を持った子供たちが追い回し、そして空からはトンビがねらっている。時々サーッと急降下してきて、水面でバシッと…。
まるでNHK「ダーウィンが来た」の世界です。頑張れ、アユたち。
やや上流に、群れをなしているアユ。あの難所を切り抜けたのですね。
おうみ進学プラザの近況や、河合塾マナビスの真下先生と夏に向かって再始動の高校生。
久末先生(唐崎教室)が作ったレインボー缶バッジ。
検温、手洗い&除菌、窓開放で頑張れ、滋賀の子どもたち。そして、頑張れ、アユたち。

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