吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

残念 続き

2012年09月08日 06時22分10秒 | インポート

 その亡くなった友人の話であるが自分の趣味のサークルにおける同好の士である。ここ10年くらいの付き合いであるが、さすがに趣味に関する薀蓄を語らせたら右に出るものはいなかった。なかなかエキセントリックな性格なので好き嫌いの評価が両極端に分かれるような人であった。自分は彼の薀蓄が好きであったし、論旨の展開も理路整然としており、もし自分が間違えたと認識すればすぐにでも撤回するような潔さが特に好きであった。時々飲みにいったが、彼は下戸なのでアルコールは飲まず食事をしていた。でも彼は酒の席が嫌いというわけでもなかった。ところで最近、小学校の同級生の訃報も聞いた。昔、救命センター勤務医時代にも自分より若い年代の患者さんにおける心肺停止などもよく見かけたのであるが、同年代である自分の知己の訃報を聞くにつれ今更ながらに複雑な思いになる。刹那的な毎日を送ったほうがこれからはいいのかもとフッと思うこともある。