吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

自転車事故の顛末(創処置) その3

2012年09月27日 06時32分47秒 | インポート

 目に見えないがほこりなどは怪我した創には必ず混入するだろう。知らない間に怪我していた原因不明の創もよくあるだろう。あるいは時間が経過した怪我の創もよくあるだろう。また事故現場に水道水がないと洗浄までに時間が経過するのでコロイド被覆材は使用してはいけないことになる。つまり説明書通りにきちんと禁止項目を守るとほとんど適応外使用になってしまうのだ。そして時々、適応外使用の患者さんが数日後感染を起こして外来に来られる。確かに閉鎖療法は今後、医療機関での処置法の主流になるかもしれないが、まだまだ一般の方の判断で使用するにはハードルが高いのではないかと思われる。そしてしかも値段が高い! 8×5cm大のパッドが3枚で¥800した。 え? 何故値段知っているかって? 実は自分の傷に使用してみたのですが・・・。