吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

自転車事故の顛末(創処置) その4

2012年09月28日 06時51分35秒 | インポート

 全身に何ヶ所も挫創やら擦過創やらがある。そしてまさに路上にバウンドして2回転転がったわけである。大学時代は柔道部であった。これでも柔道三段をもっている。しかし今回のことで分かったが受身が取れていないのだ。情けない、受身も忘れてしまったようである。身体中打撲で痛いが、受身が取れないくらい衰えたということが一番堪えた。まあそれはそれでいいが全身の数ある傷のうち清潔そうな1ヶ所にためしにこの閉鎖療法をやってみた。自分の身体の創で、一つはこの閉鎖療法を行い、残りはガーゼと軟膏をもちいた通常の方法をして比較するわけである。2~3日に1度感染徴候がないかどうかはがして確認することとあるので2日目に交換予定とした。しかし1日ですでにコロイド被覆材は浸軟し周囲に体液が漏れてベタベタになってきた。しばらくはその上から折りたたんだティッシュを置いて体液を吸わせた(この方法は適応外使用法である)。いずれにせよ限界であろうと思われたので2日目の夜にその被覆材を交換した。