すでにCDを購入してしまった人は逆に「これは将来プレミアもの」になると希望を持っていたほうがよかろう。楽しみ方は幾通りもあるはずである。文化や芸術に偽りはあってはならないが、今回は芸術の延長線上にある「芸能」なのである。「いい夢みさせてもらった」となかなか納得はできないであろうが、そう思うしか手はないようである。「楽曲自体はとてもいいものなのでその作品の芸術性は損なわれるものではない」と色々な人がコメントを出している。まさにその通りである。自分は彼の作品を聴いていないので作品の芸術性云々はコメントできない。しかし「CDにして売る」、「コンサートをひらき収益をあげる」という社会経済活動の歯車に乗ったなら、その作品が大衆に受け入れられるかどうかは、作品の芸術性が高いだけでは無理なのである。レベルの高い作品、いい商品が必ずしもヒットに繋がらない。売れるかどうかはそれに伴う種々のイメージ戦略や販売ルートや宣伝方法の確立が必要になる。<o:p></o:p>