吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

ゴーストライター疑惑 その1

2014年04月02日 06時05分39秒 | インポート

    被爆2世が全聾の音楽家と偽り、他人が作曲した楽曲を自らのものと発表し世間を騒がせた事件があった。世間を欺いたとか著作権違反だとかいわれてもいるが、のみならずコンサート中止によるイベント会社、またCD回収に伴うレコード会社の損失も大きいといわれている。何よりも被爆や震災と絡めた商法に乗っかり販売部数を増やしたことも大衆の善意を欺くものとTVでは論評されている。このような人の善意に乗じて利益を得る方法は極めて「あざとい」ものと思われる。いや「あくどい」と表現してもいいだろう。これはクラッシック音楽であり「文化、芸術」に属するものと思われる。芸術という文化活動を用いて人の気持ちを欺くことはあまり気持ちのいいことではない。しかしながら作品を販売し広く大衆から利益を得るという社会経済の歯車に乗ってしまえば、事実上「芸術・文化」というものは「芸能」に姿をかえることとなり、したがって今回の騒動は芸能界でのできごとと極論できる。<o:p></o:p>