吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

リオ オリンピック 続きの1

2016年08月23日 05時44分28秒 | 日記
 オリンピックの数ある競技の中で、柔道だけ異質なものであると常に思っている。
 自分は柔道部であった。柔道だけは、今行われている世界柔道の流れやマナーに迎合してはいけないのである。柔道の伝統的理念はきちんと継承すべきであるが、自分の石頭からすると、今のオリンピックの柔道の試合は相手に対するリスペクトがまったくないと感じる。

 最初の大きな間違いは、試合後の握手など論外。してはいけないのである。正しくは例に始まり礼に終わるのである。それが相手を敬う最大の作法である。両者が同時に頭をさげることが古来より伝わる相手への最大限の敬意の表現方法なのである。

 今回リオでエジプトの負けた柔道選手が試合直後握手をしなかったということで、それは友好の心がないとIOCは厳しく批判したが、彼らこそ何たるかまったく分かっていない。きちんと立礼していない者に握手だのなんだのと注意するのはお門違いなのである。