吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

会話ができないパターン その2

2019年09月10日 06時22分56秒 | 日記
1)相手の会話をキャッチしない、できない

 まず基本は患者さんの言うことによく耳を傾けること、これは基本中の基本。でもなかなか多忙な時は冗長な患者さんの訴え全部に耳を傾けるわけにもいかない。ただ難しいのは患者さんの中には、自分の言いたいことを聞いてくれるだけでいいというような人も多い。患者さんのしゃべる症状、訴えのすべてに回答を返してあげなければ・・・とも思っていたがそうでもない。
 喋るだけ喋ると満足するのか「さてとじゃあ薬は前回のままでいいですから」といって腰を上げて帰っていく。は? そうかこの人はただ聞いてあげるだけでいいんだ、と思うことも。
 しかしながらこのような人の場合、満足するまでしゃべり続けるので話はやたら長いし、その話を黙って聞いてあげないと機嫌を悪くするので要注意である。難しい。

台風

2019年09月09日 07時44分11秒 | 日記
 今朝の台風はすごかったです。
 明け方よりものすごい暴風雨で窓を開けられないくらいの状態。
 確かに「関東では過去最大級の」と言っているのは間違いないと思いました。
 さきほどクリニックの周りをみましたが隣家の物置が倒れ掛かっているくらいで、さほど倒壊破損したものはなさそうです。幸い停電もなくなんとか診療できそうですが、まだ風雨はつよくスタッフが来れそうにないかもしれません。でも患者さんもこないのかなぁ~。
 まだまだお気を付けください。

会話ができないパターン その1

2019年09月07日 06時18分08秒 | 日記
 ネットで拾った会話が通じないパターンの9項目。
 確かにクリニックでもその通りであり、自分自身の問診の仕方や会話のやり方をきちんと律する必要があると痛感した。
1) 相手の会話をキャッチしない、できない
2) 相手の理解度など考慮せず会話しすぎる
3) 会話をどう返していいかわからない
4) 会話を相手のレベルに合わせられない
5) 相手が引いているのに不適切なまましゃべり続ける
6) 相手の発信を過大な反応で返してしまう
7) 表現に比喩などが多く相手に伝わらない
8) 予想外の反応(どこからボールが返球されるのかわからない)をされる
9) 通じない言語を使う(若者言葉、流行り言葉、医学用語など)

警察病院から逃走、男逮捕=9日ぶり、「迎えに来て」電話-警視庁 その2

2019年09月06日 06時10分12秒 | 日記
 なんとも腹立たしい出来事である。腹立たしいのはこの容疑者ではない。自分の経験でちょっと腹立たしい相手は警察病院なのである。
 大昔の話であるが、自分が救命センターに勤務していた時のことである。この金容疑者と同様、ある事件で逃走中の容疑者の身柄が確保されたのだがやはり逃走中にけがをした。
 詳細は忘れたが結構大きな事故による怪我であった。救命センターで治療後、生命の危険は脱したため以後の治療を転院して警察病院でやってもらうよう電話したのである。すると対応したのは事務職の者だったと思うが冷たく言われた。
 「うち(警察病院)は、警察関係者とその家族のための職域病院であり、犯罪関係の患者を引き受ける施設ではありません。これからもそのような患者さんを引き受けることはないので二度と連絡しないよう」と、さも「お前は常識ないな」という言われかたで断られたのである。
 へーへーそうですか、ずいぶん敷居のお高い病院ですこと、という印象。自分かなりムッとした。
 しかし、数十年後ではあるが今回のこの報道にて当時よりももっとムッとした。
 おいっ! 警察病院は犯罪者(容疑者)を入院させているじゃないか!! あの時のあの言葉はなんだったんだ、嘘だったのか! しかも人を非常識扱いまでして。あの時対応した高飛車な職員出てこいっ!・・・と言ってやりたい。
 ま でも逃走されて全国的に報道されたのだから辛いだろう、大目に見てやる(笑)。


警察病院から逃走、男逮捕=9日ぶり、「迎えに来て」電話-警視庁 その1

2019年09月05日 06時26分11秒 | 日記
 2019年08月27日13時31分 時事ドットコム
 窃盗容疑で逮捕後に入院した東京警察病院(東京都中野区)から18日、韓国籍の男が逃走した事件で、警視庁は27日、同容疑で公開手配していた金容疑者(64)を逮捕した。金容疑者から同日午前、「迎えに来てほしい」と中野署に電話があり、捜査員が新宿区内で身柄を確保した。
 逃走から9日ぶりで、警視庁は逃走中の行動などについても調べる方針。
 警視庁によると、金容疑者は同容疑でいったん中野署に現行犯逮捕された。しかし、逮捕に抵抗して階段から落ち、肋骨(ろっこつ)や鎖骨を折るなどのけがをしたため、釈放されて同病院に入院した。
 入院中は署員がペアを組んで警戒し、18日は同署の巡査部長と巡査長が担当していた。金容疑者は同日午前6時45分ごろ、病室5階の個室トイレに入った際、見張り役の巡査長に「ラウンジにメモ帳を忘れた。取りに行ってくれないか」とうそを言って、巡査長が目を離した隙に逃走した。


知的障害者の親には賠償認めず 突き飛ばし死亡事件で、大分地裁 その2

2019年09月04日 06時26分15秒 | 日記
 なんとも痛ましい事故である。知的障害者、あるいは心神喪失状態においての事故には責任能力がないと判断されているのが現状である。これと似たような事件では認知症の高齢男性が線路に侵入し列車にはねられ死亡したが、鉄道会社が列車破損、ダイヤ遅延などの損害賠償を両親に請求するも、認知症ということで責任能力がないと棄却された。
 しかし今回は殺人事件である。亡くなった管理人は障害者家族からの依頼で良かれと思いこの障害者に接触した。管理人の親族の気持ちは内心忸怩たる思いであろう。おそらく今後、このような判決があれば、頼まれごとがあっても「障害者の方との関わり合いはこちらの身に危険があるのでお断りします」という世の中になるかもしれない。
 障害者を差別するなという気持ちはわかる。でもこのような判例があれば差別ではなく「区別」されるようになってもおかしくない。前項で記載した高齢者施設窒息死事件の判例のように、「関わったらこちらがひどい目に合う」という意識が広まることが懸念される。
 まさに世の中が変わりそうな判例である。

知的障害者の親には賠償認めず 突き飛ばし死亡事件で、大分地裁 その1

2019年09月03日 06時37分46秒 | 日記
 8/22(木) 13:26配信 KYODO
 大分市のマンション階段で2014年、知的障害のある無職男性=当時(42)=から突き飛ばされ死亡した男性管理人=同(62)=の遺族が、監督義務違反を理由に男性の両親に計約5364万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、大分地裁であった。佐藤重憲裁判長は請求を棄却した。
 訴状などによると、男性と当時70代だった両親はこのマンションに同居し、14年10月31日に行方が分からなくなった男性の捜索を母親が管理人に依頼。管理人は2階付近の階段にいた男性を見つけ連れ戻そうとしたが、男性は嫌がり、階段下に突き飛ばした。管理人は脳挫傷を負い、その後死亡した。

入所者がおやつ詰まらせ死亡、介助の准看護師に有罪判決 その5

2019年09月02日 06時42分47秒 | 日記
 あくまで仮定での話ではあるが、例えば家族は施設側に感謝(?)していたとしても、それとは関係なく刑事事件として告訴されれば有罪になる可能性もあるのである。「家族には感謝されながら業務上過失で有罪判決」・・・なんだか奇妙な出来事に思える。
 家で家族が介護している時の急死では家族は追及されない。でもこのような施設での急死は職員が有罪になるって変である。介護対価をとっているから責任が発生するというならそれこそVIP警護くらいの対価を要求したい。この裁判は民事じゃない。民事であれば家族の思いも考慮して有罪刑になることもある(この場合は民事でも無罪と思うが)。
 しかし刑事裁判なら、枝葉末節的なところのみの判断ではなく、今後介護業界に与える決定的なダメージまでも考慮に入れて検討しないと大変なことになる。今回なぜ刑事事件にしたのか不明である。
 この裁判結果にて今後、介護業界は崩壊する。その時は当該警察官、検察官は本当にいいことをしたと思っているのであろうか?