再検査

今日なら空いてますよという事で、さっそく精密検査を受けに行く。
指示された病院は「ここで大丈夫なの？」と言うぐらいレトロ風なところである。

待ち時間の間に「こんな検査をしますよ」と言う内容の説明文を読む。
ガーゼ？出血？？

結果云々よりも、それがどれほど痛いものかどうかに全ての関心はうつる。

周りと見渡すと若い子も、同じぐらい、年配の人もいる。
中にはお母さんに付き添われている子も。（娘がこのような検査になったら、どんなに心配だろう）
でも、夫婦や彼氏と来ている人はいない。（そりゃそうか）
なんて考えていると、６０ぐらいの貴婦人みたいな感じの人が診察室から出てきた。
どう見ても涙目である。何とも悲しそうにしている。

思わず心配してじぃーっと見てしまうと、目が合ってしまい、「えーと、初めてでよく分からないんです、痛いですか？」と尋ねてみた。
その貴婦人みたいな人は「最初はね」と言って、「一度よくなったけれど、また来る事になったの。もう私は年も年だから・・・・」と言った。そして言い終わらないうちに、また名前を呼ばれて行ってしまった。

　　・・・・・

結局、私は「所見では正常だと思いますが、念のため細胞を取って検査をします。」と言うことである。
痛くはなかった。
ぬか喜びかもしれないけど、正常と言う言葉はうれしい。
結果が出るまでは安心して寝れる。


こわかった。


あんな状態が何週間も続いたらどうなんだろう、と思った。
そして、結果が闘病生活だったら。
　
あの貴婦人は家に帰れば支えてくれる旦那さんがいるのだろうか。

もし今回がパスしたとしても、私もいつかは何かの病気と闘う日が来るのだろう。
こんな気持で１人で闘えるのかな。


自転車に乗ってはいけないと言うので、この後仕事には出れない。
とぼとぼ押して歩く。
まだ時間があるから前から気になっていた皮膚科にでも寄ろうかと思っていたが、距離があるので、家に帰る頃にはぐったりしてしまった。
止血も気になる。
　
会社には黙っているつもりだったが、また結果を聞きに行かねばならないし、明日もガーゼを取りに行かねばならないから、事情は言っておいた方がいいのかな。
（デリケートな内容なので抵抗が・・）

これだけ動揺するだなんて。
私は今まで病気の事を何とも思ってなかったし、そう言う人の気持も何も考えていなかった。

少しだけ人生観が変わった。

横になる前にkekeに頼んでおいた牛丼屋のカレーが残されている。

今日も雨

うぅ～～・・・
　　やっぱりこわいよ～


これからどんな検査をするんだろう～


心配でそればっかり。


受けたときは「ほとんどはそのうち治りますから」と言う説明だったけど
次の検査でもっと悪い結果になったらどうしよう～

しょうがない、しょうがない
みつかっただけでも、めっかものだと思わなきゃ。


心理ストレスだけで、もっと悪くなりそうだ。


そう言えば、養育費どうしたかなぁ。
今月も簡単にはいかないだろうなぁ。


あーあ。