会社の帰りにプラッと車の販売店のドアを開けた。
無料でお茶を出されてチューと飲んでいると、営業マンの人がやってきて、どんな車がほしいのか訊かせてほしいと言う。私は「毎週レンタカーを借りて乗っていて、最近では都内まで行けるようになって、さらに行動範囲が広がるかもしれないから、車を買うことも視野に入るようになってきて、どのぐらい値段がするものなのか伺いに来た。」と正直に答えた。
その方の話では、
・高速も走るのなら、軽ではなく普通車(コンパクトカー)がお勧め。
(スピードもすぐに出るし、軽は風圧で揺れることもあって自分は高速で乗るのは怖い)
・5年すぎた中古を50万で買っても5年後にはあちこち部品が傷んでいるからメンテナンスが必要。
・それなら新車を100万で買うのと変わらない。←10年は安心して乗れる。燃費も安いし。特にこの1~2年でだいぶ機能が向上してるから、それ以前のものとは違う。
「ただ・・・私まだ運転歴が短いのでぶつけることもあると思うんですよ。だから中古でいいかと。」
「それも二通りの考え方があります。」とその営業マンは言う。
「高い車だと、慎重に運転するからぶつけないんです。今までのお客さんは皆さんそうです。」
「なるほど。」
「安い中古だと思うとエイって曲がる所を、高い車だともう一歩後ろに下がってから曲がるんです。」
「たしかに・・・それはありますね。」
「だから、中古を買うなら数年乗って乗り替えるつもりで、その分は貯金が必要です。」
とても明確な理論だと思った。
「で、新車のお値段はいくらぐらいするんですか?」と訊くと
「今、一番安いのはこれです。」と「これに所得税などもろもろ掛かりますから、合わせると140万ぐらいになりますね。」
「ひゃく、よんじゅうまぁん?!\◎◎/」
「ローンも組めますよ。」
140万を10年と考えると、車本体だけで1年間に14万消費することになる。
月にすると約1万強。
<車を所持するのに必要な費用/1ヶ月>
駐車代 8,000円
ガソリン代 7,000円
任意保険料 5,000円(1年で6万を推定)
車検代 10,000円(2年で24万と仮定)
自動車税 3,000円(1年で36,000円と推定)
これに車本体を月に10,000円消費すると考えると、所有するだけで月に43,000円掛かると言うのが私の計算。(営業マンの人はこれにプラス法定点検と言うのが車検以外にあるという)
<週末レンタカー>
レンタル料 5,250円
保険免責料金 1,050円
ガソリン代 1,400円(仮定)
合計7,700円→月に5回借りても\38,500
(今は軽自動車を借りているので月に3万程度に収まっている)
レンタカーの長所
・部品交換、洗車など、メンテ不要。
・いろんな車種に乗れる。
・乗りたい時だけ乗る=お金がない時は乗らないと言う調整が可能。
・全国チェーン店だと好きな所で乗り捨て可能。
レンタカーの短所
・営業所まで行く必要がある。(手っとり早くはない)
・前日予約の必要(会社によっては数時間前も可能だが)
・キャンセル料の発生。
・事故の場合、営業損害料を払わねばならない。(2~5万)
・時間で返さないとならないから、帰り時間とか渋滞が気にはなる。(延長も可能だが)
こうして考えると、今の使い方ならレンタカーでも充分かもしれない・・・かなぁ。。。
しかし、簡単にマイカーなんて言うけれど、車を所持し、ドライブし、食事やショッピングを楽しむって言うのがいかに贅沢かって言うことだ。
若い人が車を持たなくなったのも当然のこと。
ちょっと古い人間はそれが当たり前だと思っているが、車・外食・ショッピングの3点セットを揃えてたら、破産しますよ・・・今のご時世じゃねぇ。