歯医者の待合室で、お母さんの診察を待っていた子供が受付のお姉さんに声を掛けられていた。
子供は普通に無邪気な子で、持っているけん玉を「この前メダルをもらったんだ」と言って、目の前でやってみせた。
とても上手だった。
受付のお姉さんに褒められると、ますますその子は得意になってあれもこれもやってみせた。
背丈から言うと、小学校低学年ぐらいだろうか。
kekeの昔を思い出した。
こんなズボンをはいてて、ひょいっと抱っこできそうだな、と思ったりした。
その子は褒められるたびに、「う~ん」と考えて、次々技を紹介していった。そして自慢してみせた。
男の子は、こう言う風に他人にアピールが上手な子と、そうでない子がいる。
kekeは後者なので、可愛げがない。
しかし、「私、うるさい子が苦手なのよ」と言うような親戚のオバサマからは重宝がられる子供だった。
どこに行ってもおとなしくしてたから。
私はけん玉少年から視線をはずし、持ってきた地図帳を広げ始めた。。。。
夕飯を食べていると、TVでは芸能人がペット自慢をしていた
「私って変わってるのかしらね。小さい子とかペットを見てもあまり心が動かないのよね。」と言った。
「そりゃ可愛いか可愛くないかだったら、可愛いけどさ。キャァ~カワイイ~とかってならないの。」と言いながら、「でも、kekeが赤ちゃんの頃は可愛かったよ、自分のお腹を痛めて産んだ子だからね。心から何かを可愛いと思ったのは、後にも先にもアレだけだったなぁ。」とフォローした。
そして「あそこまで、自分が産んだ訳でないものに入れ込める気持が今ひとつ分からない。」と言った。
「私って少し変わり者なのかしら。」
「変わってるね。」
「でも、kekeだって同じでしょ?」
「いや・・少なくてもアナタより人間らしい心を持ってますから。」
と言うので、私はエェ~と言って、その割りには親への感謝の念が全然ないじゃん、と言った。
するとkekeは「それは言わないだけですよ」と言う。
どうして言わないの?と尋ねると、「それを言うとアナタがイイ気になって調子づくのが目に見えるから」と言う。
どういう答えやねん。(ーー;)
でもそうか~
kekeは人間らしい心を持っているのかぁ。
今まで自分がkekeを見守っているつもりでいたけれど、もしかしたら、kekeから見守られているのかもしれないなァ。。。
うちらは心ではつながっているのかもしれないなァ。。。
という事にしておこう。
子供は普通に無邪気な子で、持っているけん玉を「この前メダルをもらったんだ」と言って、目の前でやってみせた。
とても上手だった。
受付のお姉さんに褒められると、ますますその子は得意になってあれもこれもやってみせた。
背丈から言うと、小学校低学年ぐらいだろうか。
kekeの昔を思い出した。
こんなズボンをはいてて、ひょいっと抱っこできそうだな、と思ったりした。
その子は褒められるたびに、「う~ん」と考えて、次々技を紹介していった。そして自慢してみせた。
男の子は、こう言う風に他人にアピールが上手な子と、そうでない子がいる。
kekeは後者なので、可愛げがない。
しかし、「私、うるさい子が苦手なのよ」と言うような親戚のオバサマからは重宝がられる子供だった。
どこに行ってもおとなしくしてたから。
私はけん玉少年から視線をはずし、持ってきた地図帳を広げ始めた。。。。
夕飯を食べていると、TVでは芸能人がペット自慢をしていた
「私って変わってるのかしらね。小さい子とかペットを見てもあまり心が動かないのよね。」と言った。
「そりゃ可愛いか可愛くないかだったら、可愛いけどさ。キャァ~カワイイ~とかってならないの。」と言いながら、「でも、kekeが赤ちゃんの頃は可愛かったよ、自分のお腹を痛めて産んだ子だからね。心から何かを可愛いと思ったのは、後にも先にもアレだけだったなぁ。」とフォローした。
そして「あそこまで、自分が産んだ訳でないものに入れ込める気持が今ひとつ分からない。」と言った。
「私って少し変わり者なのかしら。」
「変わってるね。」
「でも、kekeだって同じでしょ?」
「いや・・少なくてもアナタより人間らしい心を持ってますから。」
と言うので、私はエェ~と言って、その割りには親への感謝の念が全然ないじゃん、と言った。
するとkekeは「それは言わないだけですよ」と言う。
どうして言わないの?と尋ねると、「それを言うとアナタがイイ気になって調子づくのが目に見えるから」と言う。
どういう答えやねん。(ーー;)
でもそうか~
kekeは人間らしい心を持っているのかぁ。
今まで自分がkekeを見守っているつもりでいたけれど、もしかしたら、kekeから見守られているのかもしれないなァ。。。
うちらは心ではつながっているのかもしれないなァ。。。
という事にしておこう。