きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

健康診断

2014-06-07 | 健康とか病院とか
乳がんと子宮がんの検診に行く。

「前に受けてから1年経ったなぁ」と思って予約したら「今年度はもう予約で埋まってます」と言われたので、年度が明けてからすぐに申し込んでみた。
申し込みには悩んだ。

去年、近藤誠さんというお医者さんが書かれている本を読んだ。
「医者に殺されない47の心得」と言う本である。

その先生は「乳がん検診の結果は忘れなさい」と言うそうである。
マンモグラフティが導入されてから乳がんが飛躍的に増えた。それは乳がんと言えないものが乳がんと診断されているからなのでは?と疑念を持っておられるのである。
それでもマンモがあちこちに導入されそれを推し進めるキャンペーン運動が展開されるのも、それでお金儲けしている人がたくさんいるからだとか。

もちろん何が正しくて何が間違っているかは分からない。
「乳がん検診の結果は忘れなさい」と言われても、結果がそうだったら小心者の私は無視できない。だったら最初から受けなければ良いのでは?と思うが、何もせず放っておいて後で手遅れと言うのも後悔しきれない。
その狭間で真剣に悩んでいるうちに時間がどんどん過ぎてしまった。

しかし今まで毎年受けていたものを「本を読んだから」と言う理由で、パタリと止めてしまうのもかなり勇気が要るもので、とりあえず受けてみることにした。

マンモは辞めて触診だけコースにしようかと思ったが、予約の時に尋ねてみると「触診だけは2年連続して受けられない」そうである。今年触診を選ぶと、来年はマンモにしないとならない。
(そこまでマンモにこだわる辺りも金儲けの臭いを感じなくは無い。なんせ診察料が違う。)

それじゃマンモグラフティでお願いしてみる。
何となく今回は大丈夫だろうと思ったからである。
検診1つで死ぬ生きるの決意みたいな心境になってしまう。


早く年を取りたい。
そう思うのはこんな時だ。

五木さんの本にも書いてある。
五木さんは検診が嫌いで、病院も近づくだけで病気になりそうなので近づかないそうである。
そして「手遅れでオシマイ」なってもいいという覚悟をしているそうである。
要はどっちを選ぶか、それによって後悔しないと言う覚悟を決めるか。

70代80代ならそうだろう。
でもまだ私はそこまで行ってない。

今現在「手遅れでこのまま死ぬ」と分かったら泣くほど後悔するかもしれないので、今年はちゃんと受けてみた。
子供の頃は健康診断なんて避難訓練と同じぐらい非現実的なことだったのに、今はやりたくないもののベスト幾つかに入るだろう。小心者なので、検診を受けたり結果を待っている間にストレスでどこかおかしくなりそうな気がする。これでは本末転倒ではないだろうか。
結局、まだ死ぬ覚悟もできていない。

そしていずれ病気が判明して、死ぬ。
このブログの結末も、人の人生も、最期はそんな締まり方で終わるのだ。
余計なことはできるだけ知りたくないと思う気持ばかりが強くなる。