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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

老体にギョウザ

2014-06-23 | 健康とか病院とか
今日は午後から家にいられる。
それでは私がギョウザを作ろうと思って、材料は用意してあった。

なのにどうしたことだろう?!
その段階で体が動かないのである。
体は何故かギョウザと真逆の方向へ、本を読みながらゴロゴロしてしまうのである。

明らかに私はギョウザが作りたくないまま、刻一刻と時間は過ぎていった。

kekeに「やっぱりギョウザむりかも。」と言い、ジャージャー麺やミートソースだったらできるかも、と思うが今度は麺やトマト缶を買いに行かなくてはならない。最終的に私をギョウザに向かわせたのは、昨日168円(税別)で買った『もち粉入り餃子の皮』である。賞味期限はせいぜい2週間ぐらいではなかったっけ?今日作らずにして、いったいいつ作れると言うのか。あれをそのまま捨てるのか。

「本当にやる気がしない。どうしよう、机の上も片付けるつもりだったのに。」と嘆くとkekeは「机は重要度が低いから、いいんじゃないの?」と言う。
皿だけ洗ってくれないか?と頼むと、えぇ~と言いながらも洗ってくれそうである。

風呂でも入れば気分が変わるかもと風呂に入ってみたが、気分は一向に晴れず、一緒にギョウザ作る?と誘うが、そこはハッキリ断わられ、しかし老体にムチ打つみたいにやってみると、どうにかできる。



特にひどかったが、最近この手の無力感を感じることが多々ある。

きれいな景色を見たり、おいしいものを食べる時、人の優しさに触れている時、「あぁしあわせだな~」と感じられる時と、今日みたいな「もう何ンにもしたくない」と言う時との落差の激しさに我ながら驚いてしまう。

そう言えば自分がkekeくらいの年の頃、母親に対して「一日家にいたら、もう少し片付けとかできないのかね」と思った事があったが、今から思えば母親もこういう状態だったのではなかろうか。生きていたら話したい事が山ほどある。

kekeが小さい頃は毎日掃除してたし、ブログの当初は料理も作っていたんだっけ。
同じ事がたぶん、今はやろうとしてもできない。30代は周りに文句こそブーブー言っていたが、体は動いていたんだなと振り返る。

それから最近の物忘れ、ハンパではない。
「何しにここに来たんだっけ?」「何しようと思ったんだっけ?」と言うのが年中あるのだが、リストラされるのが怖いので会社の人間には口が裂けても言えない。年寄りは「昔の記憶の方がしっかりしてる」と言うが、今は「そうだろうな」と大いにうなずいてしまう。自分もそうだからである。

気がつけば、次の誕生日は50である。
自分的にはもう老いたなと思うが、周りの60歳の方々はもっと元気だ。

更年期?とも思うが、治療費が掛かるので、病院に相談することは一切考えていない。