きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

ドリカム「DREAMS COME TRUE GREATEST HITS "THE SOUL"」

2015-05-24 | 歌謡曲・カラオケ
テレビがなくなってから、朝も晩も音楽を聴いていることが多くなった。

家に居る時は昔のMDをかける。
MD時代のデータは、4~5年前に吹っ飛んでしまったので、これでなければ聴けない歌があるのだ。
当時好きだったBoA、YUI、倖田來未辺りだろうか。ベスト盤は借りなおして今のウォークマンでも聴けるようにしたので、吹っ飛んだとは言え、それほど不自由ではないのだが。。。

それでたまたまドリカム(DREAMS COME TRUE)のベスト盤を聴いた。たしか2枚組ベストアルバムで、発売は「朝がまた来る」の後だったから、私が離婚してちょっとして、モーニング娘もろくに知らず会社の男どもにバカにされ、「クソゥ、歌謡曲(♀)の遅れを取り戻さねば」と思っていた西暦2000年近辺だと思う。(一応WIKIで調べたらドンピシャだった。)

前にも書いたかもしれないがドリカムはあまり好きではなかった。理由はアイドルアイドルしてなくて、それ以前の私の好きな80年代女性アイドル達と一線を画する所があるからである。(ドリカムの登場で80年アイドル時代が終わったとも言えよう。ここから先は大黒摩季、安室ナミエのような男性に守られるよりも自己主張する感じの歌が増えていく。)
私が必死に赤ちゃんkekeを育てている間に歌の世界が大きく変わり、明菜も聖子もイマイチ存在が薄れ、世は高校生の誰も彼もがカラオケボックスで♪Body Feels EXIT♪と歌う時代になってしまったのである。ぶりっこアイドルへの憧れはコバカにされ、ドリカムのような大人の女性を目指さねばと言う時代の流れ。

そして歌も上手くて、何となく感じイイ人っぽさ、何となく感じられる正義感、スポーツ精神感、あたりが体育の苦手な私にはうとましく、教科書を読んでいるような気持にさせられるのだ。簡単に言うと妬み半分である。ついでに音楽も、今までのアイドル達みたいな起承転結ではなくリズムも不定形でつかみにくい所。

だがしかし歌うジュークボックスを目指すに、ドリカムを歌えませんと言うわけには行かず、借りてみたのがこのベストアルバム。
しかし本来大して好きではないので共感できず、歌えるようになったのは

●決戦は金曜日
●晴れたらいいね
●サンキュ。
●LOVE LOVE LOVE
●7月7日、晴れ

ぐらいだっただろうか、それもこのアルバムを借りて覚えたわけではなくて、もともと知っていた曲を改めて聴いた、と言う感じである。

そしてそれから4年後、2004年辺り(このブログが始まる頃)でkekeも中2になり、会社の飲み会も2次会(カラオケ)まで参加するようになって、社長に「ドリカム歌え」と言われ、それも「LAT.43°N 歌え」と言われたが、このアルバムをちゃんと聴いてなかったので歌えず、上司BRさんに一緒に歌ってもらったことがある。

そんなこともあり、その後
● LAT.43°N ~forty-three degrees north latitude~
●朝がまた来る(←難しくてうまく歌えない)

あたりも歌えるようになった。
その後も何曲か覚えた曲は増えたが、まだまだドリカムは歌えない知らない曲が多い。

今、改めてベストアルバムを聴いてみて、ドリカムっていいなと思う。
やっと自分が大人になったのかもしれない。だからもうちょっと良く聴いて、歌える曲を増やしてみようかと思った。(もっともドリカムは歌えるまでに聴くのも練習もそれなりに必要である。)

今までずっとスポーツ系・メジャー系の人の歌だ、と思ってきた。
メロディも演歌ってないし、歌詞も割りと明快なあたりが。
でも、それは単純すぎる解釈だったのかもしれない。

ちなみに昔から私が一番好きなのは「7月7日、晴れ」である。
これは会えない恋人に会いたい気持を、七夕になぞえて想うメルヘンチックな曲なのだ。
しかしカラオケで歌うと、どうもイマイチでお経のようになってしまう。こんなイイ曲がどうしてお経になってしまうのか残念だが、DAMのカラオケではたぶんカラオケのテンポが遅いからではないか・・・(あくまで私の感想である。)と結論付けた。何か間延びする。(自分の下手さを人のせいにしているだけなのだろうか。)

それからダークホースとして、このアルバムで好きなのが「愛してる 愛してた」。
これは本当は大好きな相手なのだが、自分から別れる決意をする曲である。そして相手の男の方はまだそれに気づかず留守電に自分の声を入れるが、その声を聞きながら「もう私からはかけないよ」と涙する曲なのだ。
内容というより、哀しいギターポロロンの曲調がよく、カラオケも歌映えするように思われ、うまく歌えるようになれれば聴かせられる曲と見た。

「晴れたらいいね」も久しぶりに聴いたが、歌が終わった後のエンディングの長いこと。(外人の笑い声がセリフで入っている)こういうつくりも、最近のカラオケ主体の歌謡曲ではなくなったよなぁ、などと感慨にふける。