共依存
G子からラインが来ている。娘のT子ちゃんの苗字が変わってる、入籍したらしいというのである。
「よかったね、おめでとう!」→「うれしくない」
「今は一番楽しい時だろうね」→「関係ない」
(以前「孫の顔が楽しみだね」と言ったら「(あんな散財している男が)子供を作るわけが無い」と怒っていたので、この言葉は封印する。)
これ以上私は何を言えばいいのだろうか。言葉が何も思い浮かばない。
「今は(ツイッターが見れるようになって)安心だよね」→「安心って何が?」
「(以前のように)生きているか死んでいるか分からないのは辛いから」→「生きてるでしょ」
ラインだからこうなるのである。
電話だったら、一方的にしゃべらせておけばいいのだ、ラインだから何か言葉を交わさなければ無視しているようだから、何か書かねばと思い、とってつけたような言葉はことごとく木っ端微塵となっていく。
G子は「そのうち私と同じようになる」と言い、「共依存だから」と言うので、「G子も(結婚時代)依存していたの?」というと「そうだ」と言う。
「私もそう言う所はあるよ、女の人はそう言う人が多いと思う」と書くと「(sakeちゃんの言うことは)時代錯誤だよね」と言い、「(あの2人は)男の方も依存してる」と言い、「面白くないからもう話をやめる」と去って行った。
(もしもこれと同じことを私からG子に告げたらどうなったことであろうか。)
もう全てがこの調子である。
ラインだから、こうして文字が残り振り返るが、電話だと「は?」となったままもやもやと終わる。(そしてまた二度と連絡するまいと思ってしまう。)
何がそんなに不愉快なのか。
はっきり言わなかったが、あなたは結婚生活ではなく親子関係も共依存していたのだ。それを彼氏により気づかされたT子ちゃんは家を出て行ったのである。最初は一切縁を切ろうと思ったからツイッターさえも見れなかったのである。
今は、ツイッターが見える。
元気でいるのがわかる。
それだけでも良しと思えないのか。
G子は娘から自分は嫌われていると思っている。自分は否定されたと思っている。
違う、そうではない。これはT子ちゃんにとっては成長の大切な時間なのだ・・ただそれだけ。
まだたったの3年ではないか、もう少し待っていたら連絡は来る。きっと来ると思う。。。
でも私はもう何も言わない。何か言えばまた腰を折るような返事しか返ってこない。
あなたが自分の悲しみを、素直に語れるようにならなければ何も変わらないだろう。誰も鬼の首を取ろうとはしない。慰められることは負けではない。
私もkekeが去る日が来るかもしれない。
生きているか死んでるか分からない日もあるかもしれない。
それから1人である。寂しいと思う。
でも卑屈にはなるまいと心に決める。