きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

雑感

2019-08-29 | 息子keke

急に会社に来なくなった彼のことを思い出す。
彼も母子家庭で育った男の子で、とてもお母さん思いの子だった。お母さんが苦労しているからって、彼は家賃も全部払っていた。

kekeは家で何を考えているのかさっぱり理解できない時期があったから、それを思うと何の反抗も憤りもなく、家族のために働く彼は、「挫折がないのは、お母さんが(私と違って)いっぱい苦労してきたからだろうか」とも考えたりした。

そんな彼が会社に来なくなった。nanuさんは「前に来てた子で、辞める時に何の挨拶もなく来なくなった子がいたんだよ」と言い、「その話を秀が(彼に)したら、自分はそういう辞め方はしませんね、と言っていたんだ。」

「そうですよねぇ(彼がこんな辞め方をするなんて考えられない!)」と私もnanuさんに言い、いったいどうしたんだろう?と未だに信じられず「やはり心が折れてしまって言葉さえ出ない状態なのでは」と思うのだった。

だけど、何度もnanuさんが家にまで訪ねたのに連絡さえ無いってどういうことなのだろう?それを思うと、やはり信じられないのだった。

そしてそれを思うと、kekeのことを必然的に思い出す。
kekeは学校を辞める時、働かなければと思っても働く一歩が出なかった時、とても辛かったのだと思う。あれは「怠け」という事態ではないのだ。どうしてもできなかったのだと、そう思う。(それはもう理屈や言葉では説明できないものがある)
彼も今、そういう状態にあるのかもしれない。そう思うと、彼のことを想像すると切なくなる。

それから思い出すのはT子ちゃんのことだ。
T子ちゃんは、彼氏の元に行きたくてG子の家を出た。どこに行くかもどうしたら連絡が取れるかも知らせず、そのまま居なくなった。
G子はとても苦しんだ(と思う)。
今、G子は「あんなヤツはどうでもいい」と言う。もう忘れたと言うのに、年中ツイッターを見ては「苗字が変わった」などと言う。

昨日もラインを送ろうかと思ったが、やめた。
「その話はしたくない。もうやめる」とG子が言ったからだ。

いくら自分を置いて出て行ったからと言って、娘ではないか。彼氏と幸せそうに暮らしていたっていいではないか。

(それなら、T子ちゃんがどうなればG子はうれしいの?)
心の中で私は問う。
娘が彼氏と幸せに暮らすこと以外の何を望むのか。
「幸せそうに暮らしてよかったじゃない。」
私がそう書けば、また腰を折るような返事が返ってくる。

それならあなたは何を望むのか?
彼氏と別れてボロボロになり、親元に帰って来たところを「ほれみたことか」と言う事がお望みなのか。
結局は、彼と幸せに暮らしていることがあなたの望みでもあるでしょうに。。。。何がそんなに不満なのか。
自分を置き去りにして去っていく男ならともかく、娘ではないか。
自分より26も若い娘ではないか・・・。


もっとも今の私も、kekeがいなくなったら、何のために何をして過ごせばいいのか分からなくなると思うけど。。。
でもやっぱりkekeが幸せであることがいいのではなかろうか・・・と今の私は考える。
たぶんこの先もそう考えて行くだろうと思う。。。そうなってみないと分からないけれど。。。