津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

肥後の鍬形・・?

2008-02-21 11:25:50 | 些事奏論
 昨日から今日にかけてのTVや新聞は、細川家料理方・村中乙右衛門の「料理方秘」からその料理の再現をした事を大々的に報じている。又その料理本「熊本藩士のレシピ本」も発行された。(藩士が食するようなものじゃありませんよ)これは「熊本城築城400年記念事業実行委員会」の主宰によるものだ。また「肥後の鍬形・・?」とふと思ってしまった。
肥後人気質としてよく言われる言葉に、「肥後の議論倒れ」とともに「肥後の鍬形」という言葉がある。「各々が兜をかぶり大将気取りで、一致団結することがなく事が成就しない」という意味だが、この料理もそんな気がしてならない。半年ほど前、「熊本大学五高記念館」が文化後援会を催し、同様「料理方秘」を元にその再現を試み発表した。これも当時メディアに登場し、インターネット上でも紹介されている。
  www.goko.kumamoto-u.ac.jp/koukai-kouza.html
そしてこれは某ホテルで「細川御膳」と銘うって出されている。(高くて未だ食せず)そして今回の「公式」再現料理のお披露目である。某ホテルに先んじられて、他のホテルは困ったのかもしれないが・・・・。「又かい」とうんざりしてしまう。

 
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名鑓・人間無骨

2008-02-21 09:30:07 | 歴史
 赤穂義士研究家の佐藤氏のサイト「赤穂義士資料館」は一時閉鎖されていて、いささか寂しい思いをしている。その佐藤氏は赤穂藩森家の研究家としても知られている。色々な史料を自費出版され、当方も恵贈の栄に浴した。氏のブログ「おきらくごくらく」を数日振りにたずねたら、驚き入った書き込みが有った。森長可が使用した名鑓「人間無骨」を手に入れられたという。前所有者が森子爵家から譲り受けられたものだというから「お墨付き」である。レプリカが有った事は古い文書で知られており、これは赤穂大石神社に展示されているという。
 森長可は、ご存知森蘭丸の兄に当たる人で、小牧長久手の戦いで戦死した。
サイト「森家史料調査会」 www.spy.ne.jp/~satomako に詳しい。
その森長可が使用したとされる逸物で、行方がわからなかった。研究家の佐藤氏の許に収まったというのも、めぐり合わせであろう。またブログなどを通して詳細な報告がされるものと期待している。
 佐藤氏には赤穂義士を通じて熊本を深く理解して頂いている。森家も細川家と大変親しい関係が文書等でみてとれる。何時の日か「人間無骨」の鑓を、熊本で拝見できる機会がないものかと思い巡らしている。
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