■五月廿四日 晴天 酉ノ刻より雨フル 当番浅山清右衛門尉
河喜多五郎右衛門・財津久七方へ差帋遣候事
一、御鷹師中村源右衛門、御鷹之餌ノ代銀弐拾五匁、江戸ニ而請取候算用事
鍛冶ノ所へ遣候へ共、つき(継)候事不成候而、新敷仕替上候、古かぎ御帳箱ニ入置候
一、松ノ丸ノかぎ損シ候を、直シさせ可申事
一、諸職人ニ万事御仕事申付候儀、和田伝兵衛差帋を以、可被申付通、諸御奉行衆へ可申触候事
河井権丞ニ相渡候也 かわら(香春)より
一、鷲壱もと、田川郡採銅所より取候而、持参申候事
鏡善右衛門ニ申渡、廿七日ニ出舟、馬壱疋乗せ申也
一、寺嶋平兵衛乗被申舟ノ事
御薪四百束積申也、廿六日ニ出舟、ひとくすミ廿荷かまほとつミ候事
一、御薪積候而、小南久太郎舟上リせ申候事
廿六日ニ出舟也
一、竹屋喜兵衛ニ、御腰物弐腰上せ申候事
同日ニ御鉄砲衆上申ニ、言上仕候也
一、御鉄砲袋、金ノ二つひきれう置申候へハ、おきぎれ仕、悪敷御座候条、とうゆうニ而、朱ニ可
被仰付哉事、金薄ニ而ハ、代銀四百目余人申候、とうゆうニ而ハ弐、三十め入申候事
御年寄衆御惣談、民ア殿ニ而被成、跡荒不申候ハゝ、籠者可申付由候事
一、(規矩郡)志井村庄や惣右衛門事
■五月廿五日 曇 時〃雨フル 当番仁保太兵衛
伊賀殿(三淵好重)米之儀ニ付、早速返事給候様ニと、書中調、遣候事、芦田與兵衛組之木部七左衛門・(小谷)又右衛門組
大山九郎兵衛弐人・巳ノ上刻ニ遣候也
一、野田小左衛門尉へ遣飛脚之事
吉田少右衛門尉ニ、直ニ申渡候也
一、素麺五拾貫目、急度被申付候へと申渡事
則、申渡候、百姓を呼ニ遣、合点させ候て、返事可申と被申候
一、宮部権三郎下女之儀、吉山福万へ申渡事
御小人ノ孫六申ハうそニて、玉子ハ無之との、千助返事也
一、玉子御舟便ニ上せ候事
返事仕候也、さくらのミハ慶休ニ相渡申候
一、彦山座主より桜ノ実持せ被遣事
一、茶湯、今日より御奉行所ニ、ふろを仕かけ申候
廿六日より徳斎・安兵衛はり申候事
一、奥ノ御座所、雨せうじはりなをし申候事
一、小左衛門(野田幸長)、中津より未之刻ニ被帰候
■五月廿六日 晴天 申ノ刻よりフル 当番小篠次太夫
杉無兵衛・木原惣左衛門申付候也
一、泰巖寺掃除奉行ノ事
伊賀守殿備付米・払下之儀披上候事、但、小早ニ而のほせ申御船頭、小野又左衛門
一、江戸へ之御使、寺尾左介(勝永)組早田吉右衛門、竹や喜兵衛同船ニ而出船
與兵次・三介へ渡候事
一、大道打かゑの御腰物出来、持戻候事
丸木代銀ノ内、拾匁ニ付、壱匁宛、川渡衆へ被相渡、其外運上之儀ハ、丸木つくり候ものへ被相尋候へと、申渡候事
一、田河郡にて、丸木船つくり出シ候■分一之儀、彦左衛門・太左衛門被尋候事
竹村弥右衛門所より、上野勘平方へ被相渡也、廿七日ニ渡候也
一、御やり木刀たんほ之皮ノ事
相尋候へ共、前廉のハ無之故、新敷被申付候へと、申付候也
一、御長刀木刀尋候事
代付被相究、銀子可有買上と、平右衛門へ申渡事
一、宮前少右衛門明家、本庄喜介ニ被相渡候へと、平右衛門へ切手遣候事
懸り四拾分、安場二左衛門より、御馬や小頭ニ相渡候也、廿六日ニ渡
一、そろいたうふくノきれ、御馬やへ遣候事
御町奉行衆へ申渡、廿七日ニみこ中津へ遣候事
一、中津御おく方御用ニて、田町之みこ呼来候事
■五月廿七日 曇 亥ノ刻よりフル 当番浅山清右衛門尉
上林甚介ニ相渡候也
一、(規矩郡)永野村より、桜実御上ケ申事
善右衛門、弐十丁小早申付候、平兵衛舟ニ上せ候付、不入候也
一、頼政ノ御壷上せ候事
伊丹治介・二右衛門方へ差帋遣也、廿八日ニ出舟
一、寺嶋平兵衛乗上り被申候御舟治介舟ニ、御薪積上候事、頼政之御盃、平兵衛ニ相渡、上せ申候事
六月四日之覚書ニ在之也
一、御鉄炮ためし奉行事
一、岡田彦兵衛、中津へ遣候事
竹村手前より請、御つぼ包、平兵衛ニ上せ候也
一、頼政之御壷、包申しふかミ事
一、入江勘三郎、■元田長兵衛釘ノ算用之事
河喜多五郎右衛門・財津久七方へ差帋遣候事
一、御鷹師中村源右衛門、御鷹之餌ノ代銀弐拾五匁、江戸ニ而請取候算用事
鍛冶ノ所へ遣候へ共、つき(継)候事不成候而、新敷仕替上候、古かぎ御帳箱ニ入置候
一、松ノ丸ノかぎ損シ候を、直シさせ可申事
一、諸職人ニ万事御仕事申付候儀、和田伝兵衛差帋を以、可被申付通、諸御奉行衆へ可申触候事
河井権丞ニ相渡候也 かわら(香春)より
一、鷲壱もと、田川郡採銅所より取候而、持参申候事
鏡善右衛門ニ申渡、廿七日ニ出舟、馬壱疋乗せ申也
一、寺嶋平兵衛乗被申舟ノ事
御薪四百束積申也、廿六日ニ出舟、ひとくすミ廿荷かまほとつミ候事
一、御薪積候而、小南久太郎舟上リせ申候事
廿六日ニ出舟也
一、竹屋喜兵衛ニ、御腰物弐腰上せ申候事
同日ニ御鉄砲衆上申ニ、言上仕候也
一、御鉄砲袋、金ノ二つひきれう置申候へハ、おきぎれ仕、悪敷御座候条、とうゆうニ而、朱ニ可
被仰付哉事、金薄ニ而ハ、代銀四百目余人申候、とうゆうニ而ハ弐、三十め入申候事
御年寄衆御惣談、民ア殿ニ而被成、跡荒不申候ハゝ、籠者可申付由候事
一、(規矩郡)志井村庄や惣右衛門事
■五月廿五日 曇 時〃雨フル 当番仁保太兵衛
伊賀殿(三淵好重)米之儀ニ付、早速返事給候様ニと、書中調、遣候事、芦田與兵衛組之木部七左衛門・(小谷)又右衛門組
大山九郎兵衛弐人・巳ノ上刻ニ遣候也
一、野田小左衛門尉へ遣飛脚之事
吉田少右衛門尉ニ、直ニ申渡候也
一、素麺五拾貫目、急度被申付候へと申渡事
則、申渡候、百姓を呼ニ遣、合点させ候て、返事可申と被申候
一、宮部権三郎下女之儀、吉山福万へ申渡事
御小人ノ孫六申ハうそニて、玉子ハ無之との、千助返事也
一、玉子御舟便ニ上せ候事
返事仕候也、さくらのミハ慶休ニ相渡申候
一、彦山座主より桜ノ実持せ被遣事
一、茶湯、今日より御奉行所ニ、ふろを仕かけ申候
廿六日より徳斎・安兵衛はり申候事
一、奥ノ御座所、雨せうじはりなをし申候事
一、小左衛門(野田幸長)、中津より未之刻ニ被帰候
■五月廿六日 晴天 申ノ刻よりフル 当番小篠次太夫
杉無兵衛・木原惣左衛門申付候也
一、泰巖寺掃除奉行ノ事
伊賀守殿備付米・払下之儀披上候事、但、小早ニ而のほせ申御船頭、小野又左衛門
一、江戸へ之御使、寺尾左介(勝永)組早田吉右衛門、竹や喜兵衛同船ニ而出船
與兵次・三介へ渡候事
一、大道打かゑの御腰物出来、持戻候事
丸木代銀ノ内、拾匁ニ付、壱匁宛、川渡衆へ被相渡、其外運上之儀ハ、丸木つくり候ものへ被相尋候へと、申渡候事
一、田河郡にて、丸木船つくり出シ候■分一之儀、彦左衛門・太左衛門被尋候事
竹村弥右衛門所より、上野勘平方へ被相渡也、廿七日ニ渡候也
一、御やり木刀たんほ之皮ノ事
相尋候へ共、前廉のハ無之故、新敷被申付候へと、申付候也
一、御長刀木刀尋候事
代付被相究、銀子可有買上と、平右衛門へ申渡事
一、宮前少右衛門明家、本庄喜介ニ被相渡候へと、平右衛門へ切手遣候事
懸り四拾分、安場二左衛門より、御馬や小頭ニ相渡候也、廿六日ニ渡
一、そろいたうふくノきれ、御馬やへ遣候事
御町奉行衆へ申渡、廿七日ニみこ中津へ遣候事
一、中津御おく方御用ニて、田町之みこ呼来候事
■五月廿七日 曇 亥ノ刻よりフル 当番浅山清右衛門尉
上林甚介ニ相渡候也
一、(規矩郡)永野村より、桜実御上ケ申事
善右衛門、弐十丁小早申付候、平兵衛舟ニ上せ候付、不入候也
一、頼政ノ御壷上せ候事
伊丹治介・二右衛門方へ差帋遣也、廿八日ニ出舟
一、寺嶋平兵衛乗上り被申候御舟治介舟ニ、御薪積上候事、頼政之御盃、平兵衛ニ相渡、上せ申候事
六月四日之覚書ニ在之也
一、御鉄炮ためし奉行事
一、岡田彦兵衛、中津へ遣候事
竹村手前より請、御つぼ包、平兵衛ニ上せ候也
一、頼政之御壷、包申しふかミ事
一、入江勘三郎、■元田長兵衛釘ノ算用之事