津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

細川小倉藩・御用覚書之帳--元和九年五月(16)

2010-07-04 18:58:27 | 歴史


     ■五月晦日 当番浅山清右衛門尉

  殿様、廿三日ニ京都へ御着候事、辰下刻
一、御舟頭田村善兵衛罷下候事

  住江甚兵衛、如申付ニ相渡候へと、呼野御金奉行ニ、利斎・大学殿より被申付候へと、申事申渡候事
一、金山、奥州作右衛門賄米之事

  善右衛門ニ申付、上せ候、寺嶋(平兵衛)道より乗うつり、上り申事候へと、申上せ候事
一、頼政ノ御壷、海上より積写(移)、上せ候、弐十丁小早事

  白井兵助所へ状遣候也、太郎左・(桑原)主殿・(志方)半兵衛・(長谷部)文右衛門所へも遣也
一、氏家源六(元高)殿者、壷舟ニ乗上り候時、舟中ニ而、銀子七百目余失申候ニ付、源六殿者せ
   んさくニ、上り候付せ申候事

  山ノ口ニ而、留木渡候へと、井上清兵衛ニ申渡候也
一、金山ニ詰置候御馬ノ飼料焼申候薪事

一、規矩郡内くさミ村より中津郡にて、養子之出入書物上ケ被申事

  新蔵遣事、■■進上
一、田河寸へ、塩つけ之竹子取ニ遣御奉行、御台所之新蔵遣可申事

  中川佐左衛門・近藤長四郎・河喜多九大夫・三人ニ而究被申也
一、元和七年・八年分惣積りノ御帳、四冊相調候也

  次ノ番へ越
一、宣貞打ノ御大脇差壱腰、うちかへ上ケ候事

  かたを仕候て、五郎右衛門・久七方へ遣候也
一、御蔵奉行算用違、不念之■■目録肩仕、遣事

  右銘々証拠ノ書物ノニ下ニ、付紙を仕候間、此付紙のはく御算用可有御聞候、御蔵奉行段々不届儀、不念沙汰ノ限ニ候間、
  御蔵奉行手前めい/\ニ書物可被取置候、以上

一、河喜多五郎右衛門・財津久七両人被聞候御算用ノ儀ニ付、肩書之事

  西郷太郎兵衛ニ弐百石積せられ、相残八百石を諸浦は可被申付候、御印ノ旨相違ノ段、定而申分ノためニ指帋、小左衛門・
  ゐ兵衛所へ遣置也

一、今度、御米千石大坂へ上り候割苻事

                        (五月分完)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美に生きた細川護立の眼

2010-07-04 12:25:59 | 書籍・読書
美に生きた細川護立の眼

求龍堂

このアイテムの詳細を見る


本の内容

白洲正子に美術の手ほどきをした「トノサマ」。古今東西の第1級の美術品から書籍、文房具まで、己の眼を信じ、ひたすら美を求め続けた希代の美術蒐集家。また発掘事業、山岳遠征などの様々な文化事業の支援者でもあり、永青文庫の創設者であった細川家16代細川護立。その知られざる生涯とエピソードを紹介するとともに、未発表原稿を収録した貴重な書。



目次

第1章(祖父・細川護立の蒐集
はるかなる殿様
歴史の一幕
大切な宝物)
第2章 美のサロン「清賞会」座談記録(横山大観について
白隠和尚について
漢の銅盤を繞って
古鏡について)
美の蒐集「欧州周遊記」
細川護立略年譜

              熊本の老舗「長崎書店」の週間売上げベスト10の第6位なのだそうです。

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする