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梅雨の晴れ間といった今日を迎えた。今日は6月26日、昭和28年(1953)熊本は未曾有の大水害に見舞われ、我が家も鴨居まで水が上がり財産を失い、そしてなんとか命を拾った。雨が降る日には今でも悪夢で目をさますことがある。数ヶ月にわたり熊本は汚泥が積み上げられた町と化した。あの悲惨さを味わいたくないと思い、私は高い土地に家を建て、転居するに当ってもこの条件を優先した。
現在「子飼橋」が架け替え工事中である。
http://www.kumamoto-keizai.co.jp/content/asp/dejikame/dejikame_detail.asp?PageID=20&Knum=14134&PageType=top1
熊本市を貫流する白川は、この子飼橋の上流で大きく蛇行している。数日続いた大雨は、上流の阿蘇地方から勢いと水量をまし、左岸の大江地区を大きくえぐりとり、多くに人が濁流に飲み込まれて亡くなった。500名以上の方が犠牲となられた。
私の母校・大江小学校においても10数名(数がはっきりしない)の学友が命を失った。今日も現地の川原では慰霊祭が行われているであろう。橋が架け替えられ周辺の景色も様変わりしていく。紅顔の美少年(?)が70歳になるほど歴史は遠のいているが、この時期になると亡くなった友の顔が浮かんでくる。合掌