この家紋は「藩譜採要(一)」に細川家第一の家紋として記されている「丸に笹紋」である。
「五三の桐紋」や「引両紋」は足利一門として使われていたものであり、「義季主初而細川を御名乗候得者 此御時分より笹の御紋・松笠菱()等御付被成(後略)」とある。この家紋の存在は綿考輯録にも記されてはいるが、画は紹介されていない。
下の家紋は世襲家老御三卿筆頭・松井家の家紋である。
これらの事から察するに、松井家家紋は細川家から下賜されたと言うことだろうか。
しかしながら図柄は少々アレンジされ丸の部分を竹に見立てて節が描かれている。どなたかご存じであればご教示いただきたい。
参考:■細川家の家紋