津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■日向ぼっこで読書

2022-10-26 15:19:34 | 書籍・読書

 南国熊本もやや寒むの朝でしたが、お昼前から日向ぼっこをして、痛みのある左肩にお天道様の恵みを受けて読書をしております。
一度精読したのですが、今一理解が足りない「秩禄処分」についてです。

                  

 明治維新に於ける三大改革は、軍制の改革・地租(ちそ)改正・教育改革だと言われるが、武士の家禄を召し上げる秩禄処分は、これに加えても良いほどの大改革であった。これがスムーズに(?)実行されたのかを再度確かめたいと、再度の精読を始めた。
一二行読んでは元に戻って読み返すことを繰り返している。
熊本には「改正禄高等調」という貴重な文書が残されている。熊本に於いてはこのデータをもとに秩禄処分がなされたと理解しているのだが、この禄高の改正については、どの様な基準で行われたのかまだ資料を見つけ出せないでいる。
コロナ発生前からの懸案であるが、「有禄士族基本帳」にある人たちの、元高と改正高を調べ上げてみたいと思っている。
資料をいろいろ処分しようとする中で、今年の3月「有禄士族基本帳」のコピーが顔を出し、これはそろそろ埒を着けねばなるまいと決意した。
そしてこれに連なる秩禄処分との関係も知りたくて、まずは予行演習的読書である。
「一歩あるいて二歩下がる」ような読書で、遅々として進まないが、図書館での調査と並行してでも詳しく完読したいと思う。

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■いずれが先に散る木葉(熊本弁バージョン)

2022-10-26 06:43:34 | 徒然

 時折友人が「生きとるかい電話」をかけてくる。心なしか声が小さい。
そう言うと、
「うちん女房がつっこけちね、右腕ば骨折してギブスば付けとらすけん、飯の準備の出けんけん飯の食われんたい」
「チョットした段差につまずいて、右手ば付いたげなたい。」
「とこっで主や、えらい肩の痛かごたるね。そんくらいじゃ死ぬこたあなかろうばってん、せいぜい我慢せにゃいかんたい」
言うだけいって、
「今かる二人で飯ば食いに出かけちくる。」
お大事にと声を掛けると、
「主がえの奥さんも、前入院さしたろ。女房に先に行かるっと悲惨ばい。大事にしなっせ」
そして

「誰ん句か知らんバッテン、風に聞けいずれが先に散る木の葉 てあっとば知っとるや。どっちが長生きすっどかね」「いずれ」とは奥さんなのか、私なのか、何か後味の悪い電話であったが、「お前さんも奥さんの手を引いて、つこけんごてせなんたい」と言っておいた。

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