ヨアヒム・キューン『Voodoo Sense』(ACT、2012年録音)。アーチー・シェップが特別ゲストとして招かれている。
Joachim Kuhn (p)
Majid Bekkas (guembri, voc & kalimba on 1, balafon on 4)
Ramon Lopez (ds, perc)
Special Guests:Archie Shepp (tts on 1, 3 & 4)
Kouassi Bessan Joseph (talking drum & zinu congas on 1, 2 & 4, voc on 2)
Gouria Danielle (perc on 1 & 4, vocals on 2)
Dally Jean Eric (calabas on 1)
Gilles Ahadji (jembe on 1 & 4)
Abdessadek Bounhar (karkabou on 1, 2 & 4)
いきなり「クル・セ・ママ」で始まる展開に興味があって入手したが、何度聴いても、音が脳の表層にとどまり、まったく内部に沁みてこない。
すなわち、アーチー・シェップ+ヨアヒム・キューン『WO! MAN』(Archie Ball、2011年録音)と同様。シェップはシェップを、キューンはキューンを模倣し、もはや突破力を見出すことが難しい。早くから個性を確立した巨匠が洗練されていっても、それを聴き続けることは厳しい。
●参照
○アーチー・シェップ+ヨアヒム・キューン『WO! MAN』
○アーチー・シェップ『The Way Ahead』
○『Jazz in Denmark』 1960年代のバド・パウエル、NYC5、ダラー・ブランド
○アーチー・シェップの映像『I am Jazz ... It's My Life』
○イマジン・ザ・サウンド