アーサー・ブライス『Hipmotism』(Enja、1991年)を聴く。
Arthur Blythe (as)
Hamiet Bluiett (bs)
Kelvin Bell (g)
Gust William Tsilis (vib, marimba)
Bob Stewart (tuba)
Arto Tuncboyaci (perc, voice)
Famoudou Don Moye (ds)
実はアーサー・ブライスのアルトはペラペラでまったく好みではなかったのだが、サイドメンに惹かれて本盤を聴いてみると、いや悪くない。樹脂が何かにへばりつくような引っ掛かりがあって、よく伸びる。そういえば、やはりあまり聴いていない『In the Tradition』なんかも、チコ・フリーマンとの共演でも、こんな感じだったかなと突然好意的に思い出したりして。あらためて聴きなおしてみよう。
ドン・モイエのノリノリのドラムスも鼓動にシンクロする感覚で良い。10月の来日が楽しみだな。
●参照
ジェフ・パルマー『Island Universe』(1994年)(ブライス参加)
サム・リヴァースをしのんで ルーツ『Salute to the Saxophone』、『Porttait』(1992年)(ブライス参加)