入谷のなってるハウスに足を運び、AASを観る(2016/3/13)。
Hideki Tachibana 立花秀輝 (as)
Koichi Yamaguchi 山口コーイチ (p)
Yutaka Kaido カイドーユタカ (b)
Jun Isobe 磯部潤 (ds)
コルトレーンの「Crescent」。やはりと言うべきか、最初のひと吹きから音圧が高くのけぞる。固いリードを使ってのパワープレイ、ときには頬や喉のまわりを膨らませているように見える。あの突き刺すような音にはどのようなヒミツがあるのだろう。文字通り、消耗するまでの全力疾走であり、カタルシスがすさまじい。
山口コーイチさんのピアノを聴いていると、サム・リヴァースのサックスを思い出してしまった。定形のリズムや韻律のようなものではなく、「でろでろ」を持ち込んで平然と「でろでろ」を展開する迫力と愉快さ。CDも聴いてみようかな。
ところで立花さんはサックスのストラップを自作したそうで、その工夫話をひとしきり披露。紐も、肩あての形も、長さ調節用の木っ端も、なかなかカッコ良い。ウェブサイトで販売される日も近い(?)。
Nikon P7800
●参照
立花秀輝+不破大輔@Bar Isshee(2015年)
立花秀輝『Unlimited Standard』(2011年)