長嶺幸子『父の手作りの小箱』(沖縄タイムス社、2016年)を読む。
家族と成長をテーマとした2つの短編小説。
「ベタ」であるようでいて、しかし、読後は歩きながらその物語を反芻してしまう。いまもまたぱらぱらと頁をめくってみては、実は登場人物たちに感情移入している自分を発見したりもしている。ありそうな話をトリッキーにではなく、普通に商店街の路地を歩くように語っているからか。わたしがねじ曲がっている。
長嶺幸子『父の手作りの小箱』(沖縄タイムス社、2016年)を読む。
家族と成長をテーマとした2つの短編小説。
「ベタ」であるようでいて、しかし、読後は歩きながらその物語を反芻してしまう。いまもまたぱらぱらと頁をめくってみては、実は登場人物たちに感情移入している自分を発見したりもしている。ありそうな話をトリッキーにではなく、普通に商店街の路地を歩くように語っているからか。わたしがねじ曲がっている。