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今日も誰かの記念日と想う

2021年07月06日 | 雑記帳
 7月6日が「サラダ記念日」だと思い出して、昨日は休館日だったが蔵書紹介という形でブログ更新した。それにしても、1987年『サラダ記念日』の発刊は、当時の自分にも刺激的だった。俳句や短歌の素養はなかったしそれまで関心も高くなかったが、あの一首をもとに授業をしてみたいと思ったことを覚えている。


 実はその前年勤めていた学校で、担任していた高学年に指導し地域の短歌コンクールに応募させ、とてもいい成績を収めた。先輩教師の教えを受けながら指導したが、正直そのコツはつかめないまま、やはり感性次第みたいな気分も残っていた。しかし「サラダ~」以降は、短歌の授業実践も増え、学びも深まった。


 50代になって全校で取り組んだ短歌づくりも忘れられない。チンタラチンタラ続けられたきっかけはそこにあったか。さて、実は「サラダ記念日」自体を検索して面白い記述に出会った。この歌が「記念日という言葉を一般に定着させた」ということだ。なるほど、その語自体はあったが、普及したのはこの作品からか。


 誕生日など世間的に無名な一日であっても、個人的に貴重な日という場合はいくらでもある。結婚記念日、創立記念日等は普通に用いられていた。ただ、その頃から何かを普及、宣伝するための「記念日化」が進んだのかもしれない。歴史ある出来事にちなんだ場合や単なる語呂合わせなど、現在は「毎日が記念日」だ。


3年前の今日、これも記念の日か

 「一般社団法人 日本記念日協会」という団体が正式に発足したのが1991年。自分も図書館だよりやブログで利用させてもらっているので、話題のしやすさはピカイチと言える。今日も何かの記念日ということは、誰かの記念日であり、きっと心を新たにしやすい日でもある。暦はそういう一日一日のつながりでもある。


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