「『だから…なに?』って友達によく訊かれるんだよね」
と、いつだったか函館の大学に行っている娘がこぼしていた。
一瞬なんだろうと思ったが、もしかしたらと思い当たることがあって、話すとやはりその通り。
我が家で話すときに、家族そろってとても頻度の多い言葉遣いがある。
「んだがらあ」
例えば、こんなふうなやりとりになる。
「今日の雪、ひどかったなあ」
「んだがらあ」
「全然、前が見えなくなって、車運転してでも進まれなくて…」
「んだがらあ」
展開によっては、次のように続くこともある。
「前の車のテールランプを頼りに進むしかなくてしゃあ」
「んだがらあよう、前に車いない時はちょっと待って、後ろの車越させたりしてなあ」
「んだがら」は、「んだ」+「から」という形ということだ。
「んだ」は「そうだ」「その通り」という秋田方言としてエース級ののことばである。それに原因・理由を表す「から」をつけたことになる。
そうすれば、「それだがら」という所が妥当な訳だが、我が家では(いや、そういう家も人も結構多いと思う)では、「そうだね」という同意のニュアンスが強いように思う。
もっと言うと「んだから、大変だったね」「んだから、本当によかったね」などの省略とみることもできるだろう。
家族皆心優しい(笑)ので、「んだがら」が連発されるときもあり、ある時そのことを笑いあって話したこともある。
娘にしてみればそんな調子で、少し方言色を消して「だからあ」などと口を合わせていたとすれば、「だから…何?」と突っ込まれるのは当然なのかもしれない。
それでも大事にしたい言葉だな、と改めて思ったのは、野中先生のブログにこんなことが書かれていたから…。
通ずるものを感じた。
「んだがらあ」
と、いつだったか函館の大学に行っている娘がこぼしていた。
一瞬なんだろうと思ったが、もしかしたらと思い当たることがあって、話すとやはりその通り。
我が家で話すときに、家族そろってとても頻度の多い言葉遣いがある。
「んだがらあ」
例えば、こんなふうなやりとりになる。
「今日の雪、ひどかったなあ」
「んだがらあ」
「全然、前が見えなくなって、車運転してでも進まれなくて…」
「んだがらあ」
展開によっては、次のように続くこともある。
「前の車のテールランプを頼りに進むしかなくてしゃあ」
「んだがらあよう、前に車いない時はちょっと待って、後ろの車越させたりしてなあ」
「んだがら」は、「んだ」+「から」という形ということだ。
「んだ」は「そうだ」「その通り」という秋田方言としてエース級ののことばである。それに原因・理由を表す「から」をつけたことになる。
そうすれば、「それだがら」という所が妥当な訳だが、我が家では(いや、そういう家も人も結構多いと思う)では、「そうだね」という同意のニュアンスが強いように思う。
もっと言うと「んだから、大変だったね」「んだから、本当によかったね」などの省略とみることもできるだろう。
家族皆心優しい(笑)ので、「んだがら」が連発されるときもあり、ある時そのことを笑いあって話したこともある。
娘にしてみればそんな調子で、少し方言色を消して「だからあ」などと口を合わせていたとすれば、「だから…何?」と突っ込まれるのは当然なのかもしれない。
それでも大事にしたい言葉だな、と改めて思ったのは、野中先生のブログにこんなことが書かれていたから…。
通ずるものを感じた。
「んだがらあ」