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「〇望」から見つけたキボウ

2014年03月17日 | 雑記帳
 今日の暦をみたら、「○望」と書いてある。何のことだと思った。まずなんと読むのかわからない。「まるぼう」か、ひょっとしたら「まる」ではなく「れい」なのか。「まるのぞみ」であれば語呂はいいが、それはあるまい。とりあえず辞書で調べよう…ない、ない、読み方がちがうのか。じゃあネットではどうだ。



 検索しても「○望」など出てこない。暦関係のサイトをみても何も載っていない。「今日は何の日」シリーズにも該当はなし。はて…。よく見ると「○望」は、「○  望」だ。これはひょっとしたら別々のものなのか。カレンダーをめくってみると、「●  朔」という日がある。これはもしや。月のことなのか。



 さらにめくると、「上弦」「下弦」も反黒丸状態のマークと一緒にあり、これは間違いない。「○」は満月の印であった。そして「望」は、と言うと「もちづき」でしたね。そうだそうだ、と思いだした。そして「望」とは、つま先立って遠くを望み見る人の形からできた漢字。満月には祈りが似合うのは頷ける。



 ところで「望」を調べたら、「満月・望月」の意味の箇所にこんな熟語がある。「既望」。気になって調べたら「満月の終わった陰暦16日の夜、月」とある。さらにもう一つ「幾望」という熟語もある。これは前夜を意味する。「既に望月」「幾(ほとん)ど望月」、どちらも「キボウ」と読むのは、なかなか粋である。

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