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すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

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2025年04月16日 | 絵本
 昨日4月15日友引より、こども園のお話し会(読み聞かせ)をスタートさせた。今年はどの園も今月からOKということで、この時期にふさわしい本を選べることが嬉しい。初めて読むものを2つ取り入れた。まずは、この一冊。題名そのものがとてもいい。生きとし生ける者たちの、春を迎える喜びにあふれている。


 色調のやさしさ、展開の明快さ、そして「もぞもぞ」という語の響きが、心に染み入ってくれるはずだ。「もぞもぞ」ってどんな感じなのか、ちょっと尋ねてもいい。身体をごそごそし始める。その時の心の動きは、春の日差しにふさわしいとも言えるだろう。出来ないけれど、日差しを浴びて、外で読むのも素敵だ。



 もう一冊は意外な題名、独特の画調に惹きつけられる。新年度、一匹のワニが入園してくる。そのことを子どもから聞いた母親たちはびっくりして、連絡をとりあって園に行く。そしてワニと触れ合っている子どもたちを見て、安心(笑)する。愛らしく振る舞うワニの様子がユーモラスだ。ありえない設定ゆえに、面白い。


 実はこのワニの正体は…と最後で明かされるなかみにも納得する。現実には私も園児の「じいじ」なのだが、やはりそんなイメージかあ、とちょっとだけ複雑だ。さてこの絵本の次に「おまけ」という形で、下の一冊を出す。これは短い「ことば遊び」でとてもテンポがよく、終わると「もう一回」と声が必ずかかる。