『プレジデントFamily』(プレジデント社)
以前から書店では立ち読みしていたが、今度は特集の名前のインパクトが強い。
よって購入して熟読?してみた。
担任教師の能力判定
なかでも大きく取り上げられている「私の『教員査定シート』をお見せします」は、
陰山英男氏、藤原和博氏、若月秀夫氏というそうそうたるラインナップである。
読者層は明らかに「親・保護者」であり、きわめて読みやすくビジュアルな誌面づくりとなっている。
『査定シート』と名づけていいかは疑問がわくが、いわゆる「観点」が三氏なりに10項目示されている。
それが、三氏の違いを際立たせている部分もあり、比べてみるとなかなか面白い。
陰山氏は、やはり「現場」出身という目で見ている。
藤原氏は、「改革者」ならではの言葉が並んでいる。
若月氏は、熱を持った「教育行政マン」のとらえ方である。
陰山氏だけが書くことができた項目は、これである。
できない子の指導にこだわるか
この感覚は、直接子どもと向き合って根づくものであり、大事にしたい。
もしかすれば、効率性とは遠い観点かもしれないが、そこに教育の本質が見える。
藤原氏が書いた項目で、実に「らしい」と思ったのはこれである。
大人ならではの『凄み』を、何か一つでも子どもに提示できるか
「得意分野」という言葉は陰山氏も出してはいるが、「凄み」と書いたところに藤原氏のエネルギーを感じる。改革の先頭をきる人物はこうしたイメージを抱えているということではないか。
若月氏の項目は、いわば官制研究会でもよくみられる言辞が多いのだが、少し異質かなと感じたのは次の項目である。
生きていくうえでの自分なりの座標軸を持っているか
どんな意味合いを持たせているのか、想像するのが難しい。
信条、価値観ということなのだろうか。目標や願いというものだろうか。
教育長に突然こんなこと聞かれたら、やはり少し怖い。
「あなたのX軸は何ですか。Y軸は何ですか。」
「どんな軌跡をたどっていますかね。」
以前から書店では立ち読みしていたが、今度は特集の名前のインパクトが強い。
よって購入して熟読?してみた。
担任教師の能力判定
なかでも大きく取り上げられている「私の『教員査定シート』をお見せします」は、
陰山英男氏、藤原和博氏、若月秀夫氏というそうそうたるラインナップである。
読者層は明らかに「親・保護者」であり、きわめて読みやすくビジュアルな誌面づくりとなっている。
『査定シート』と名づけていいかは疑問がわくが、いわゆる「観点」が三氏なりに10項目示されている。
それが、三氏の違いを際立たせている部分もあり、比べてみるとなかなか面白い。
陰山氏は、やはり「現場」出身という目で見ている。
藤原氏は、「改革者」ならではの言葉が並んでいる。
若月氏は、熱を持った「教育行政マン」のとらえ方である。
陰山氏だけが書くことができた項目は、これである。
できない子の指導にこだわるか
この感覚は、直接子どもと向き合って根づくものであり、大事にしたい。
もしかすれば、効率性とは遠い観点かもしれないが、そこに教育の本質が見える。
藤原氏が書いた項目で、実に「らしい」と思ったのはこれである。
大人ならではの『凄み』を、何か一つでも子どもに提示できるか
「得意分野」という言葉は陰山氏も出してはいるが、「凄み」と書いたところに藤原氏のエネルギーを感じる。改革の先頭をきる人物はこうしたイメージを抱えているということではないか。
若月氏の項目は、いわば官制研究会でもよくみられる言辞が多いのだが、少し異質かなと感じたのは次の項目である。
生きていくうえでの自分なりの座標軸を持っているか
どんな意味合いを持たせているのか、想像するのが難しい。
信条、価値観ということなのだろうか。目標や願いというものだろうか。
教育長に突然こんなこと聞かれたら、やはり少し怖い。
「あなたのX軸は何ですか。Y軸は何ですか。」
「どんな軌跡をたどっていますかね。」