今年もどうにか100冊にたどりついた。
並行して読んでいる本が3冊あったが、その中で読了したのが
『五十歳からの成熟した生き方』(天外伺朗著 海竜社)
『マネジメント革命』(講談社)の内容に惹かれたので、書店で新刊を見つけ購入しておいたものだ。
帯や表紙には、例えば「宇宙との一体感」「スピリチュアル」という言葉が並ぶ。
中身もそういった傾向である。
こうした内容の本は毛嫌いしたり、警戒したりする人が多いだろう。
「非科学的」という一言でずばりと斬り捨てる人もいるに違いない。
しかし、この天外氏がCDや「AIBO」開発の中心者であることを考えると
簡単に割り切っていいものかと、私は考えてしまう。
科学は人々に幸福をもたらすために推進されてきたが
科学の目覚しい発展が一人一人の幸福感を高めたか、
というごく普通の疑問を持たざるを得ない。
その意味で「精神性」を突き詰めていく営みには強い興味を覚える。
天外氏は、「『目標を決めてがんばる方法』の問題点」について鋭く言及する。
結局、意識レベルのアプローチは表面的なことに過ぎないと論じているのだ。
「年間最低100冊読了」などという目標を掲げている自分にとって
実はよくわかる、痛いところをつかれたなあ、という思いである。
実際、読んでいて没頭できないこともままあるし
つまらなくても冊数を意識して読みきったなんてこともある。
そんな読書より、じっくりと著者との対話を楽しむような姿こそ本物なのだと思う。
しかし、またこれも自分の現実であり、限界であるような気もしている。
おそらくはずっと以前から沁みついた感覚は、そんなに簡単に脱げきれないだろう。
せめて「スピリチュアリティを視野に入れる」といった目標!?を持って
来年も読書に励んでいこうか…
かなり遠方にある境地が描かれた本ではあったが
それが微かに見える光を感じさせてくれたという意味では
いい本で今年を締めることができた。
並行して読んでいる本が3冊あったが、その中で読了したのが
『五十歳からの成熟した生き方』(天外伺朗著 海竜社)
『マネジメント革命』(講談社)の内容に惹かれたので、書店で新刊を見つけ購入しておいたものだ。
帯や表紙には、例えば「宇宙との一体感」「スピリチュアル」という言葉が並ぶ。
中身もそういった傾向である。
こうした内容の本は毛嫌いしたり、警戒したりする人が多いだろう。
「非科学的」という一言でずばりと斬り捨てる人もいるに違いない。
しかし、この天外氏がCDや「AIBO」開発の中心者であることを考えると
簡単に割り切っていいものかと、私は考えてしまう。
科学は人々に幸福をもたらすために推進されてきたが
科学の目覚しい発展が一人一人の幸福感を高めたか、
というごく普通の疑問を持たざるを得ない。
その意味で「精神性」を突き詰めていく営みには強い興味を覚える。
天外氏は、「『目標を決めてがんばる方法』の問題点」について鋭く言及する。
結局、意識レベルのアプローチは表面的なことに過ぎないと論じているのだ。
「年間最低100冊読了」などという目標を掲げている自分にとって
実はよくわかる、痛いところをつかれたなあ、という思いである。
実際、読んでいて没頭できないこともままあるし
つまらなくても冊数を意識して読みきったなんてこともある。
そんな読書より、じっくりと著者との対話を楽しむような姿こそ本物なのだと思う。
しかし、またこれも自分の現実であり、限界であるような気もしている。
おそらくはずっと以前から沁みついた感覚は、そんなに簡単に脱げきれないだろう。
せめて「スピリチュアリティを視野に入れる」といった目標!?を持って
来年も読書に励んでいこうか…
かなり遠方にある境地が描かれた本ではあったが
それが微かに見える光を感じさせてくれたという意味では
いい本で今年を締めることができた。