いわゆるロードムービーは面白い。旅の途中に起こるさまざまな出来事、その過程でのウィットや思慮に富んだ言葉。そして終わった後に残るもの…結局「旅」を「人生」に置き換えれば、どんな物語でも輝きを持つということか。
裸一貫からのし上がった、傲慢で孤独な億万長者と、妻と実直に暮らすかつては学究を目指した自動車修理工。億万長者自身が所有する病院で相部屋になったのをきっかけに(なぜ富豪が相部屋か?効率化のため個室は作るなと富豪自身が指示したから!笑)交流し、お互い長くない命に最後の輝きを放つべく、二人で世界を巡る旅に出る。
大富豪なら他の病院を緊急買収してでも個室に入るだろうとか、知合ったばかりの他人の金での豪遊に抵抗はないのかとか、遺灰をチョモランマ(エベレスト)のてっぺんに埋めるのはマズいだろうとか、まぁツッコミたい所はいっぱいあるのだけど(そこら辺のおおらかさがアメリカらしい?)、やはりそんな枝葉末節はうっちゃって「人間どのように死んでゆくか」について考えさせられる作品であった。少し前に葬式に立ち会ったこともあって。
To Do リストならぬ棺おけリスト、死ぬまでにやっておきたいことの列挙と、それを実現する為の努力。毎年正月にしたためるのも良いかもしれない。漠然としたこと、具体的で比較的実現し易いこと、レベルは色々とあるけれど、自分は何をしたいか(為すべきか)を常に意識するのは日々を大事にすることにつながるかもしれない。
かくいう自分の場合、「xxつぶし」だけは確固たる目標があって、具体的にプランも出来ているものが多いのだけれど、それ以外はサッパリなのであった。
2008年5月6日 JL406便機中にて鑑賞
裸一貫からのし上がった、傲慢で孤独な億万長者と、妻と実直に暮らすかつては学究を目指した自動車修理工。億万長者自身が所有する病院で相部屋になったのをきっかけに(なぜ富豪が相部屋か?効率化のため個室は作るなと富豪自身が指示したから!笑)交流し、お互い長くない命に最後の輝きを放つべく、二人で世界を巡る旅に出る。
大富豪なら他の病院を緊急買収してでも個室に入るだろうとか、知合ったばかりの他人の金での豪遊に抵抗はないのかとか、遺灰をチョモランマ(エベレスト)のてっぺんに埋めるのはマズいだろうとか、まぁツッコミたい所はいっぱいあるのだけど(そこら辺のおおらかさがアメリカらしい?)、やはりそんな枝葉末節はうっちゃって「人間どのように死んでゆくか」について考えさせられる作品であった。少し前に葬式に立ち会ったこともあって。
To Do リストならぬ棺おけリスト、死ぬまでにやっておきたいことの列挙と、それを実現する為の努力。毎年正月にしたためるのも良いかもしれない。漠然としたこと、具体的で比較的実現し易いこと、レベルは色々とあるけれど、自分は何をしたいか(為すべきか)を常に意識するのは日々を大事にすることにつながるかもしれない。
かくいう自分の場合、「xxつぶし」だけは確固たる目標があって、具体的にプランも出来ているものが多いのだけれど、それ以外はサッパリなのであった。
2008年5月6日 JL406便機中にて鑑賞