日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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手嶋龍一著 「一九九一年 日本の敗北」(新潮文庫)

2008-05-25 22:02:55 | 本・映画・展覧会
 少し前にまとめ買いした本、どれも厚い…なので狭い本棚が一向に片付かない。もう少し読書に時間を割いて、もっと色々な本を読まないと。読む、読む、読む、読むは毎日、気付けば朝日!?

 べらぼうなカネ(国費)を使ったのに誰からも感謝されず、冷ややかな印象だけが残ったと言うイメージの強い湾岸戦争。もう15年以上も前の話になるのか。その時の動向を纏めた本書は、外交手法や日本のリスクマネジメントや意思決定を知る上でオススメの一冊になりそうだ。できれば別の角度から検証できる本が欲しいが(やはり全面的に鵜呑みにするのはマズイでしょう)、とんでもない誤解は書かれていないと信じたい。

 で、書かれていること全てが事実だとすれば、やはり我々はどうしようもなく外交オンチ、交渉ベタな国に生まれ育ってしまったと言うことに暗然とならざるを得ないであろう。事態解決より国内・党内のパワーウォーズ、国益より省益。信じたくはないがさもありなん。

 2008年5月22日 通勤電車車中にて読了
コメント
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